「竹を割ったような性格」と言うと、曲がったところのない素直な人のことを言いますね。

ところで竹を割る道具があるのをご存知ですか？

竹割りナタと言います。

裏側は……

こんな風になっています。

こうやって使います！

節を破るところがかたいので、片側をナタの背で叩いていますが、両手で持って竹を地面に叩くようにしてもいいです。

これは４つ割です。

この４つ割をした竹を見てみましょう。

何か気がつきますか？

左２本が真っ直ぐ、右２本がクネクネですね。

これが竹の特性なんです。

竹は節のところから枝が出ますが、必ず表、裏、表、裏と交互に枝を出すのです。

４つに割ると枝の出る表、裏の「芽竹」は真っ直ぐな材が取れ、側面にあたる「脇竹」はクネクネになるのです。

剣道の竹刀は４枚の竹を合わせて作るのですが、このクネクネは火であぶって矯めて真っ直ぐにするのです。

ちなみに竹刀には５つの節があり、一本の竹の根元でしか作れませんので、どんなに長い竹からも一本の竹刀しか作れないのですよ。

こんな勉強が出来る学校って……

あ、もちろん教える先生がマニアックなだけ！

っていうのもありますね(^｡^)ゞ

竹を割ったような素直な子達がいろいろ吸収してくれるイイ学校なのは確かです！