イギリスの総選挙が終わり、労働党が議席の過半数以上を獲得する見通しとなった。保守党が政権の座から離れ、14年ぶりの政権交代となる。労働党が総選挙で勝つのは19年ぶりだ。

 

支持率の低迷で起死回生を狙ったスナク首相の賭けは、残念ながら失敗に終わった。スナク首相は、1年8ヶ月で首相の座から退く事となった。

 

次期首相は、労働党のキア・スターマー党首がなる見込みだ。スターマー党首は、弁護士として活動後に、検察局の長官に就任、議員の不正経理問題等を担当した。

 

2015年に労働党の下院議員として当選し、労働党が総選挙で大敗した後、2020年に党首に就任した。

 

党首として労働党を急進的左派路線から転換し、穏健中道路線で選挙に勝てる体制にするための改革を進めた。日本の野党も、見習うべき英断だ。

 

保守党政権の不祥事や失政を厳しく追及してきた姿勢が、今回の結果につながった。選挙の圧勝で、党内の急進左派は気にかける必要がないが、政権運営は気になるところでもある。

 

フランスも、現政権に厳しい選挙となっており、週末の結果が気になる。ドイツでも、来年の予定の議会選挙は、現政権に厳しい結果が予想される。

 

アメリカの大統領選も予想が難しく、日本でも首相交代の動きが出ている。中露などの強権国が連携の動きを強める中、国際政治は不安定な時代を迎えている。