23日の東京株式市場は、日経平均株価が9営業ぶりに反落し前日比129円安で終えた。米国の債務問題解決の目途が立たず、NYダウの下落に連動する形で調整安となっている。
株価は年初から5,500円近く上昇しており、5月だけでも2,000円以上の上昇となっている。短期的には過熱感から調整が入りやすい。
しかし、バルブ後の高値を超えても更に上値を目指す動きは強く、NYダウに連動しないことも多くなった。
欧米の銀行不安や景気減速懸念から、割安感のある日本株に注目が集まっている、調整が入っても、押目は買われやすく、下値はそれほど深くないだろう。
国内では、過去のバブル景気やリーマンショックがトラウマで、様子見をしているうちにタイミングを逃した個人投資家も多いようだ。
これだけの上昇だからもうそろそろ下がるだろうとか、ここ辺りまで下がったら買おうと思っている人も多いはずだ。
しかし、相場の世界では、もうはまだ、押目待ちの押目なしなどの格言があり、多くの投資家がこのように思うときは価格は下がらないことを意味するらしい。
格言に従えば、株価は更に上昇する可能性があると言える。