4月の訪日外国人旅行者数が195万人となった。コロナ以降の最高を記録し、コロナ前の66%まで回復した。1月〜4月までの累計では674万人となる。
日本への団体旅行を認めていない中国以外は回復が顕著で、コロナ前の2019年比でプラスに転じた国・地域もある。
トップは韓国の46万7,000人、その次が台湾で29万1,000人となった。3番手は米国の18万3,900人となる。米国はコロナ前に比べ8%増えた。
中国は10万8,300人で、香港、タイに次いで6番目に多いが、団体旅行やシングルビザの禁止がネックとなっている。これらの措置が解禁となれば訪問者は一気に増えるだろう。中国政府の対応が注目される。
新型コロナの陰性証明やワクチン接種証明が不要となったことから、訪日客は今後さらに増える可能性が高い。
インバウンドの回復に加え、国内の旅行消費も増えてきた。1-3月期の旅行消費額は4兆2,331億円と、2019年同期比で0.5%増となった。1人当たりの旅行単価が大きく伸びている。
新型コロナが5類に移行し、観光地はこれから益々賑わうことが予想される。観光業の復活に向け、今後が重要である。