発足100日を迎えた岸田内閣にとって、正念場となる国会が来週から始まる。

 

改革を前面には打ち出さない岸田首相だが、安倍・菅政権の政治体制とは全く異なる政治手法で、変化を求めていることは明らかだ。

 

この取組が正しいかどうかの評価は分かれるところだが、内閣支持率はじわじわと上昇している。

 

ハネムーン期間を終え、今後はメディアの姿勢も政権に厳しいものとなることが予想されるが、答弁や対応に実直な人柄が表れており、メディアはもとより提案型を標榜する野党にとっても攻めにくい存在だろう。

 

岸田内閣が目指す新しい資本主義や成長・分配戦略は、野党の主張とも重なる部分が多い。野党が存在感を示すには、よほどの覚悟が必要だ。

 

外交・安全保障でも、しっかり重要性を理解した発信をしており、今のところ岸田内閣に死角はない。

 

しかし、急速に感染が拡大しているオミクロン株が、内閣の命運を左右する可能性がある。対応を誤れば一気に岸田内閣への期待は萎むだろう。

 

どのような形で取組を進めるか、明確な方針が必要だ。週明けの通常国会における、首相の施政方針演説が注目される。