NHK以外のメディア各社が岸田新内閣の支持率を公表した。数値は各社で14%ほど開きがあるが、総じて期待するほど高い数字ではなかった。2001年の小泉内閣以降では最低となる。

 

内閣発足前後から続く日経平均の大幅下落もご祝儀を剥がす一因だが、支持率が思ったほど伸びていないのは、安倍・麻生に依存する人事というメディの報道によるところも大きい。

 

内閣支持率は、最初から色眼鏡で見る朝日が一番低く45%、同じく政権に批判的な毎日が49%で、実情を冷静に分析した日経が一番高く59%である。共同や読売も50%後半となっている。

 

NHKがどのような数値となるか注目されるが、高くないと言ってもそれほど低い数字ではない。不支持が20%台と前政権から大きく減ってもおり、野党の支持率がこのまま伸びなければ、総選挙は与党の圧勝ということになるだろう。

 

今回の人事に関しては実は岸田色が強く出た人事で、安倍元総理は不満を漏らしている。派手なパフォーマンスがなくても、しっかりやっているという評価が重なると、支持率はさらに上向くだろう。

 

明日の所信表明や代表質問が注目される。

 

 

 

 

* 予想獲得議席は、端数を四捨五入しているため合計数字は合わない。