第27代自民党総裁に岸田前政調会長が選出された。広島からは池田勇人、宮沢喜一に次ぐ3人目の戦後の総理誕生となる。

 

納得と共感を掲げ、聞く力を自身の最大の長所と語る岸田氏の最大の武器は人柄だ。第100代内閣総理大臣として、国民の声をしっかりと聞き、丁寧な説明で納得と共感の政治を実現して欲しいものだ。

 

SNSの発信で他候補から遅れをとっていた岸田氏だが、総裁就任後は一気に話題性が高まり、ポジティブ評価も多くなっている。この流れが続くかが注目だ。

 

自民党は今回の選挙で、党内にバランスよく人材がいることを内外に知らしめた。高市、野田両氏の出馬により、いずれ女性宰相誕生の可能性もある。この多様性は今後の強みとなるだろう。

 

岸田氏では2012年から続く政治の本質は変わらないという人もいるが、選挙は人が応援しなければ勝てない。その意味では派閥やグループの協力を得ることは必要だ。

 

中曽根元首相は田中派の応援で首相となれたが、就任後は自身の考えを徐々に実現していった。総理・総裁にはそのくらいの強かさが必要だ。信念と覚悟があれば、長期政権の可能性は十分にある。