国慶節は中華人民共和国の建国記念日である。今年は建国70年、軍事パレードが天安門広場で盛大に行われた。国慶節のパレードは今回で16回目、580を超える最新鋭の車両や兵器、160機以上の航空機が参加し、過去最大規模とのことだ。

 

中国の国防費は約1.2兆元(約19.8兆円)と巨大であり年々増大しているが、国家予算全体の7%、GDP比では1.3%である。ちなみにアメリカは7,500億ドル(約80兆円)とさらに巨大でその差は歴然だ。

 

そのアメリカが中国を脅威とし、長期的な視点で対中強行政策に舵を切っている。米中貿易問題はその始まりで解決の糸口は見えない。天安門事件後、鄧小平は『韜光養晦』を唱え、中国の基本方針とした。30年後に習近平が、爪を堂々と出し大国主義を主張するようになったが、結果アメリカはそのことを問題視し態度を激変させた。そのため中国は再び韜光養晦へと路線変更をするようだ。軍事パレードはその決意と自信の表れと映る。

 

サプライチェーンが分断されたとしても独自路線を歩むとのこと。中国が歩む道は茨の道かもしれないが、行き着く先がどのようなものとなるか結論を知るものは誰もいない。米中対立の煽りは日本にも直接影響する。日本外交も正念場を迎える日が近いか?