9日は台風15号の影響で、首都圏で停電や公共機関の乱れが相次いだ。

 

8日のテレビで「夜には一気に世界が変わり、強烈な風・雨になるおそれ」との気象庁のテロップが流れ思わず目を疑った。「世界が変わる」とはもの凄い表現である。しかし、事態は気象庁の予想通りの展開、首都圏は約93万戸が停電し、1時間の最大雨量が静岡県天城山で109ミリ、横浜で72ミリと各所で過去最大、最大瞬間風速は羽田空港で43.2メートル、千葉では57.5メートルを観測する記録的な暴風雨となった。

 

翌日、台風は被害の爪痕をいたるところに残しながらもあっという間に日本列島を離れたが、南の海上でまた熱帯性低気圧が発生とのことだ。1週間前も九州北部や北海道で記録的な大雨災害があったばかりで、数十年に一度と言われる大災害が連続して起きる異常事態となっている。

 

かつての常識が通用しない大災害の時代だ。自然の前でわれわれはいかに無力かを痛感させられる。今回は世界の終わりとまではならなかったが、千葉ではいまだに47万軒で停電が続いている。常に最悪の事態を想定した上で備えをしておくことが重要であると、改めて思った次第である。