昨日のハンセン病患者の家族への政府の控訴方針記事について、朝日新聞は夕刊でお詫び記事を掲載し、本日の朝刊で誤報となった経緯について説明をした。

 

控訴断念の判断が異例なら、誤報の翌日に取材の詳細経緯を掲載するのも異例である。政権批判を重ねてきた朝日新聞にとって、今回の誤報が相当なショックであったことがよくわかる。一部で政権による朝日新聞外しの陰謀説を唱える向きもあるが、それこそ荒唐無稽な話である。

 

記事を読むと、朝日新聞の取材力や判断力に問題があったと言わざるを得ない点がいくつかある。これでは、朝日新聞の記事の正確性にも疑問を持ってしまう。記事は、各方面への取材を行い、最終的には安倍首相の政治判断が焦点であるとしながら、様々な取材を踏まえた結果、経済支援の検討を進めているが、政権幹部の取材で控訴の方針は変わらないと判断し、最終的な掲載を決めたとしている。

 

取材経緯を詳細に説明した英断には敬意を表するが、記事から感じる印象は、ことの重大さへの反省より言い訳に終始した後味の悪さである。朝日新聞はそこをしっかり認識すべきであろう!