ハンセン病患者の隔離政策で家族も差別を受けたとして国に損害賠償を求めた元患者らの家族を巡る訴訟で、安倍首相は熊本地裁の判決を受け入れ控訴しない方針を表明した。

 

ハンセン病裁判では、2001年に患者が国と争った熊本地裁の違憲判決で当時の小泉首相が控訴見送りを決断したが、安倍首相も今回の裁判で家族への人権侵害を考慮し判決を受け入れると小泉元首相同様に異例の判断を下した。元患者家族らに寄り添った英断を評価したい。

 

政策リサーチでは各政党の話題性についてSNS分析を行っているが、圧倒的なツィート量でポジティブな反応が多い自民党に対するツィートが控訴が噂され始めた頃から急速にネガティブなものに変わり、控訴断念の報道前にはネガティブワードがポジティブワードの3倍超に急増している。

 

萩生田自民党幹事長代行は、選挙期間中であることが判断に影響を与えたことはないと述べたが、控訴した場合、ネガティブな反応がSNS上では当面収まることがなかったであろう。参院選は与党優勢の報道が続くが、ちょっとしたことで情勢は変わる。選挙の行方は、まだ不確実性がある。