米中貿易摩擦は、長期的視点に立てば中国がアメリカを凌ぐ経済大国になるというのは現実的でなく、いずれ双方がお互いの立場を認識し解決に向かうのではないかと思う。

 

しかし、日中間は日本がグローバル化に真剣に向き合わなければ両国の格差は一層拡大する可能性が高い。中国をいつまでも古いイメージで考えない方が良い。中国は日本の高度経済成長を超えるスピードで成長を続けており、日本が得意とする技術やものづくりでも今や日本を超えるものが多くなっている。知財においても法制度の整備が進む。

 

世界銀行の調査によると日本のビジネス環境は前年よりランクが落ちて39位であるが、中国は前年の78位から46位と一気に順位を上げている。事業設立や契約執行力ではすでに日本を大きく引き離しているのである。

 

中国の子ども達は日本がGDPで中国より上だった時期を知らない。中国人の海外旅行でのマナーも改善している。疑う人は百聞は一見に如かず、一度中国を訪問した方が良いと思う。日本を習い日本を超える中国、一人当たりのGDPでは未だに中国を上回る日本ではあるが、世界第2位の経済大国と言われたのは遠い過去の話になりつつある。