全ての物質を飲み込んでしまう宇宙の神秘「ブラックホール」の撮影に初めて成功したとのニュースが昨晩報じられた。新聞では今朝の一面記事となっている。

 

世界中の200名以上の研究者が参加した国際研究チームが、世界の8つの電波望遠鏡の観測データを2年以上かけて解析し、撮影に成功したという。100年前にアインシュタインの相対性理論がその存在を予測したブラックホールが、初めて写真に捉えられた瞬間である。

 

撮影されたのは地球から5500万光年も離れたおとめ座のM87銀河のブラックホールで、太陽の65億倍もの質量を持つという。われわれの住む銀河のブラックホールも観測対象になっており、近い将来こちらの撮影結果も発表されるかもしれない。

 

撮影には、月面に置いたテニスボールを地球から見分けるくらいの解像力が必要で、8つの望遠鏡が連携することで直径1万キロと地球と同じくらいの大きさの巨大望遠鏡が実現し、撮影の成功につながったとのことである。宇宙の謎の一つが解明されるかもしれない。このような国を超えた協力が様々な分野でも実現していくことを期待したい。