日本の三筆と言えば、空海、嵯峨天皇、橘逸勢の3名を指すが、今年は嵯峨天皇が書いた般若心経が60年に一度の開封の年となり一般公開されている。今までは寺院関係者のみにしか公開されなかったとのことで、一般公開は1200年の歴史の中でも初めてとのことだ。

 

この般若心経は、大飢饉のあった818年に、嵯峨天皇が空海の勧めで人々の安穏を願い般若心経を写経したものである。写経は天皇の許可がなければ開けられない勅封で保管されており、京都の大覚寺心経殿に収めされている。大覚寺はもともと嵯峨天皇の離宮として建立された真言宗大覚寺派の総本山で、明治初頭までは代々の天皇もしくは皇統が門跡を務めた格式高い門跡寺院でもある。

 

ご開帳は60年に一度戊戌の年にのみ行なわれ、今回の公開期間は10月1日から11月30日までとなっている。金を削って蜂蜜で溶き、紺綾織の布に一文字一文字を願いを込めながら書き上げた書跡は一見の価値がある。明日が最終日となるが、次回のご開帳は60年後となるので、今日明日で京都訪問のタイミングがある方は、是非訪れてみてはどうだろうか(^^)v