福島紀行 ~国見町編~福島県中通りの北に位置する国見町を散策していると、小高い丘の上の空気感の違いに気がつきました。 そこは観月台という場所で、月を美しく観る丘・・・、なのかも知れません。 観月台は公園の中に神社があり、遠く連なる山と空しか見えないほど、雪に覆われていて、真っ白い世界が広がっていました。 何色にも染まりそうで、染まらない意志を持つような美しい光景を前に、誰も歩いていない膝下まで積もった雪の中を歩きました。 道具を広げ文字を書くと、文字に雪が降ったような、そんな書体になりました。