誰にでもできる建物維持のコツ

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過去の研究会の講演内容

第8回 建物に設置する花について
第9回 福祉施設について
第10回 ファシリティーマネジメントについて
第11回 医療器械関連情報最前線
第12回 ゼネコン営業で良く聞く悩み事例   等
第13回 LED照明最前線

富山県富山市にて、月に1回開催しています。
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【平成27年9月19日版】 【毎週土曜日発刊】
                             
   ◆メールマガジン「病院クオリティーアップ宣言。」◆  
                        
                       『 第546号 』  
                       発行責任者:青野 茂和 
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◆◆◆【 読者のクオリティーアップ宣言 】◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆                                  ◆
◆ 「 空家対策と在宅ケア対策は、縦割りで考えるのではなく      ◆
◆                                  ◆
◆   横の連携で解決の糸口を見出そう。」              ◆
◆                                  ◆
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■本日は、横の連携についてです。

人口動態の変化に伴う、各方面での大きな変化は、

それぞれ縦割りで考えていては解決できないということが

だんだん、浸透してきていると思います。

人口減少に伴って、

不動産の分野では空家が増加し、町としての機能がだんだん動かなくなってきています。


建築の分野では、建物を維持していくことに注目されはするものの、

費用が出せずに、古いままであったり、うまく利活用されずに、無駄を生じていたりしています。


医療の分野では、在宅への転換していくことに力が入れられており、

老人ホーム等も、在宅への移行の範疇なので、急激に増えてきています。


福祉の分野では、住まいしている人の身体の不自由さに合わせた形にするべきでは

あるけれども、そこに無駄に補助金が使われるようなこともあります。


これらを解決するために、一民間企業が、横のつながりを作ろうとしても、

法整備が進んでいないために、新たな展開がしずらいということがあります。


使われていない不動産を利活用しようと、外国の人が日本に来た時の

宿泊施設にしようとしても、

旅館業法の制約や、街並みの悪化に対する住民の懸念といった、

良くない面が注目されてしまい、なかなか実現に至らないということもあるようです。


福祉系の分野と建築不動産系の分野での交流が活発に行われているかというと、

地方にはそれが浸透しているという感じがあまりしないです。

このようなことは、これから注目されていく分野だと思うので、

私はここへの関与を加速させていこうと思っています。

実際に、動き出して来れば、

皆さんも、力を貸していただければありがたいなと思っています。

さまざまな人脈をフル活用して、

問題解決に向けて、動き出しましょう。

あなたの施設では、いかがでしょうか。


◆◆◆【 今日のクオリティーアップ宣言 】◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆                                  ◆
◆ 「 鏡の前に立つと、バイタルサインが表示されるという洗面セットは ◆
◆                                  ◆
◆   これからの主流になっていくことを期待します。」        ◆
◆                                  ◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

■本日は、新しい洗面セットについて。

体重、身長や、血圧などの体の基本的な情報は、

本来、1年に1回ではなくて、常に日常的に、その数値を

図っておくことは、体の不調に気づくためには重要なことだと分かってきています。

これを本気でやろうとしても、

日常動作の中に組み入れることが困難なものは、

なかなか続けることがやりにくいものです。

健康に気を使おうとしていないような人であっても、

日常動作の中で、体の基本的な情報であるバイタルサインを数値として、

記録しておくことができれば、

体の異常の発見にもなるし、その情報をカルテと連動させることができれば、

医療において的確な診療も可能になるでしょう。

ビックデータの活用というのは、このようなことに使うべきだと、思っています。


では、日常の動作とはどのようなことでしょうか。

食事をする、トイレに行く、顔を洗う、手を洗う、風呂に入るといったことでしょう。

この中で、特に頻度が多く、かつ、バイタルサインをとらえやすい動作というと、

鏡の前に立つことなのかもしれません。

このように、鏡の前に立つときに、

バイタルサインを自動的にとらえるというのは、

試験的に行われていますから、これを一般普及させることができれば良いなと思います。


そして、これを常に記録し、日常データとして蓄積させ、

医療情報として、クラウドの中に貯め込み、

カルテ情報も、一元化して、同じクラウドの中に情報を整理させれば、

あらゆる病院の早期発見の進展に、役立つことだと思います。

これをこれからの主流にさせていきたいところですね。

あなたの施設では、いかがでしょうか。


■編集後記

役所って、縦割りだなあと、最近、よく感じる機会が多いです。

これだけ、横の連携を大事にしていくべき状況であっても、

役所の場合は、自らのテリトリーさえ解決できれば、

問題なしという傾向が多いように思います。

もちろん、すべてではないです。。。

もし、そのような仕事の仕方をしている場合は、

プロジェクトリーダーとして自ら指揮をとるよりも、

プロジェクトマネジメント自体を、外注したほうが良いんでないのと

感じることも多々あります。

無駄の削減というのは、ここにこそあり、と思ったりもします。

多くの役所との対応をみている民間人が、

役所のプロジェクトマネジメントを出向して行うというのも

面白いかもしれません。

そのような制度があれば、やってみないなと思う、今日このごろです。

今は、いろいろとオファーいただいている民間でのご依頼に

応えていくことで、積み上げていこうと思っています。

それではまた来週!


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発行責任者 : 青野 茂和(せいの しげかず)
          患者満足クリエイター
          設備設計専攻建築士(第1221200239号)
          設備設計一級建築士(第4326号)
          建築設備士 シニア(JABMEE SENIOR)(第16E1-0136RG号)
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          認定ホスピタルエンジニア (認定番号000103)

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