専門学校に進学して8ヶ月・・・

国家資格・・・基本情報技術者試験合格目指して日夜、

頑張っている娘

クラスの女子は3人きり・・・一人は(仮名)ゆうちゃん。心優しき子。母子家庭で、弟がいるが、母親は仕事をせずにふらふらして、彼氏がいるらしい。ゆうちゃんは奨学金 1種と2種を最高金額借りてさらに、水商売→ソープ嬢となり、母親や弟に毎月、かなりのお金を仕送り・・・結局・・・

学校を自らやめたんだか、辞めることになったんだか・・・いつの間にか・・・来なくなってしまった、という・・・

 

もったいないな・・・

 

もしかしたら母親に奨学金を使い込まれたんだろうか・・心が痛い、気になる娘の元同級生の足取り・・・

 

クラスには娘ともう一人(仮名)なっちゃんがいる。

なっちゃんは娘と真逆の性格で社交的なお嬢ちゃんらしいが家庭環境がなにやら複雑のようで殺伐とした家庭で、怒号と一緒に扇風機や物が飛んでくるという・・・その家から逃げるように夜の町中に飛び出しては援交しながら寝床を確保している感じ・・・

しょっちゅう 先生からお呼び出しがかかっている子・・・

 

広汎性発達障害の娘からすると、全く別世界に住んでる二人・・・二人の抱えてる問題や悩みなんて到底、理解なんか無理。

 

「あんたはお母さんに甘えてる。幸せなあんたと一緒にいると 辛い、惨めな気持ちになる。」そう言われて娘はクラスで一人ぼっち

 

なっちゃんとも噛み合わず、他のクラスの(仮名)よっちゃんと仲良くしている。だが、このよっちゃん・・・一方的に自分が話し終わると、娘の話は聞かない・・・娘の話の途中で口を挟んで話のコシをおるらしく、娘もカンカンに怒っている。もしかして、アスペルガ-?

 

学校生活の中でもいろいろな生き様や人がいる、

 

 

 

 

 

 

 

 

読者の皆様、お待たせしております。

基本情報技術者試験は来年の春、と言うことで対策を練らなければ なりません。

何もかも難しいのですが、娘はアルゴリズムと表計算が苦手らしい・・・

 

先生やクラスメイトに聞いてもわからないんだそうで

「何から手をつけたらいいのか、わからない」と娘

「じゃあ、どこから手をつけて説いていくか、考え方を聞いてみたらいいんじゃないの?」

 

広汎性発達障害ってコミュ力がまず・・・苦手だから

何と言って説明するのか、どう聞いたらいいのか・・・という所から始めないといけないようで

学校の先生には私の方から娘の困ったことを補足しておこうと思った

 

情報系の国家資格には

            情報処理技術者試験というのがあり

高度、応用、基本があります。

表を引用 http://webensoku.com/archives/3455

 

専門学生1年生の娘は今回、基本情報技術試験に挑戦しました。

この基本情報試験には午前の部の試験と午後の部の試験があり、

年に二回、春と秋に行われています。

午前試験免除講座修了認定試験に合格すると

秋の試験は午後の部の試験だけを受験したらいいという代物らしく

娘も必死に勉強していました

 

ところで娘の専門学校は2年コース・3年コース・4年コースと個人選択が出来、

4年コースは大学と併修になっているため、大卒になります。

娘はこの4年コースに進学しました。

 

話しは戻り、娘から午前試験免除講座修了認定試験に合格したと

知らせが入りました。

娘の学校の中で2.3.4年コース全部併せて半分強、合格だったそうで

「じゃ、秋は午後の部の試験だけ受験したらいいの?」

「ママ、午後の部の試験が難しいんだよ、アルゴリズムと表計算が苦手」

「せっかくだからがんばろうよ。アルゴリズム?ママ ちんぷんかんぷん」

 

今年10月15日受験、結果不合格・・・

 

娘も落胆・・・苦手だったアルゴリズムと表計算がネックだったらしい・・・

「今回何人合格したの?」

「学校で5人・・・」

相当難しい・・みたい。そうだ、そうだったわ・・・

 

娘を4年コースにした訳は

大概 専門学校は2年コースが多いのだが学校を決める際

母娘で学校を見学し、オープンスクールに参加、

在学中の学生の生の声を聞いたからだ

「2年は早すぎる・・・、忙しいです・・・

試験通ってないですけど、

大丈夫ですよ、資格がなくても就職決まるし・・」

 

この言葉を聞いて私達は4年コースのある、この学校に決めたのだ

 

余談だが、私は「疾風伝 ナルト」「ボルト」が大好きで子供達も私の影響でファンにさせてしまった。

主人公ナルトが「落ちこぼれ」と言われ、人々から蔑まれていたのに

「里の英雄」といわれるようになり、ついには忍びの里の長である、「火影」に就任するというものだ

 

「ねぇ、モモ(仮名)思い出してみて・・・ナルトがアカデミーの頃(忍びの里の学校)、

苦手だった科目は何だったでしょうか?」

「うふ、分身の術・・・」

「その通り~、さすがママの子~覚えてるじゃん。その苦手だった分身の術をナルトは修行して練習して頑張って・・ついには、ナルトの得意な術になったよね

モモの苦手なアルゴリズムと表計算を苦手→不得手→出来るにしていかないと

合格はないよ、来年の春までに対策だよ

「そうだね、ナルトのように・・・」

 

さすがうちの子供達にはナルトが手本・・・わかりやすい

かくして、我が家の戦いはこれからが本番になりそうだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

娘は広汎性発達障害で IQ75のグレーゾーン

コミュニケーション能力が極端に低い・・・

指先も不器用で力が入らない・・ペットボトルのふたも開けるのが苦手。鉛筆を握る指先がふにゃふにゃして筆圧が弱く、薄い色の字しか、書けない。

運動能力も極端に低い・・・股関節に問題があるのではないかと学校の先生に指摘されたが問題はなかった

 

だから体育祭や文化祭ってなものには娘にとって

まさに地獄のような・・針のむしろにいるような・・

消えてしまいたいくらい・・辛い行事だった・・・

 

娘は、未だに心に大きくトラウマを抱えていた

 

「何をしても自分はだめな人間なんだって

ずっとおもってきたよ。

どんなにいい先生でも私のことは、理解してもらえない。

体育祭で全員で走るリレーは私のせいで負けたって・・

失敗の天才だねって皮肉も言われ・・責め続けられた・・

私が入るチームのメンバーは露骨に私の存在を嫌がった、仕舞いには 私の存在は無視されるようになっていった。中学の時は男子達からばい菌扱いされ、合唱コンクールの時は近くに並ぶはずの男子達が気の弱い男子達と場所を変わっていた。体育祭の時は男女でフォークダンスするのに私と手をつながなくていい場所に男子達が交代していた・・・。友達が出来ない、

クラスメイトと、話すときには何を話していいのか、

わからなくなってしまって・・・

すごく、緊張して・・・体が硬直して・・・なにもいえなくて

とうとう、中3の時には教室に入ることが

出来なくなっていけなくなった。

登校拒否で中学の勉強がわからなくなってママが学校の代わりに塾に行かせてくれた。

そんな経験をしている私が

今のクラスで迷惑になってないか

私がここにいていいのかなって思うの・・・」

 

いじめとは・・・そのときばかりではなく、

         決して癒えない爪痕を残すものだと痛感した

発達障害とは・・・本人が意図してない出来事に対処出来ず、

         苦しむものなんだ。コミュニケーションの大切さを改めて思う

  

 小中高・・・と母娘で悩んできた友達関係について

 いつから雰囲気が悪くなるのか、思い起こして考えてみた         

 

パターンその一               

 

あるクラスメイトの女子が悩みを話していた・・・娘は同調出来ず、周りの空気を読むことが出来なかった。なんの話か、集中力もきれて空想していると

ふと楽しいフレーズを思い出してしまった。

シーンと静まりかえっている女子達の輪の中で

ふと思い出したフレーズを言ってみた。場に合わないフレーズに

またもやシーンと気まずい雰囲気になって

「何、あいつ?」

冷ややかな視線・・・

みんなの苦しみの先の怒りの矛先が全部、娘に注ぐことになってしまう・・・

 

パターンその二

 

気持ちのスイッチの切り替えが苦手なので

いきなり「ここに行こう。これやってみよう。」と誘われても

「行かない、出来ない、食べない」

全て否定の言葉が先に出てしまう・・・

でも、みんなの様子をみて

自分も行ってみよう、やってみよう。食べてみようと、

気持ちが切り替わって実行すると・・・・

「行かないって言ったじゃん。」「やらないって言ったのに・・・」

私達と一緒じゃ嫌なの・・・?・・とみんなの気持ちを逆なでしてしまう

あいつ・・ヘンな子、ひねくれ者、勝手なやつ・・・なんか・・おかしいよね

だんだん、周りから外れてひとりぼっちになっていた

 

他にもあるかもしれないが、母親の私が疎遠になってしまった子供達や娘の話を総合して

わかったパターンがこの二つであった。

 

原因がわかれば、それに対処していったらいいよね

この二点については私も口うるさく言ってきたが

なかなか・・・・性格ではなくて特性・特徴的なものなので

一筋縄ではうまくいかない様子・・・

つまづきながら、傷つきながらも毎年くるしんできた・・・結果

広汎性の特徴の友達が出来ない・・・に対して

高校生では友達が一人出来た

 

進学先の状況では正直・・・

友達は難しい状況であった・・・

 

娘の夢はSE(システムエンジニア)なのでゆめを叶えてあげたい

 

こんなそんなで私達家族の戦いは始まった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思い出すと・・・折り紙苦手、運動神経極端に悪い

                  お絵かきも漢字の書き取りも苦手でした

 

指先の不器用さ・自分の身の回りも

なかなか出来なかった。

自転車はバランス感覚ですから

ガタガタ左右に振られ

乗れるようになるのも遅かったですね

 

でも・・・もう19才かぁ

今は一様に自炊のアパート暮らしで進学しています

気持ちの上でもすぐに決断を迫られると

混乱する様子ですが、ひと呼吸入れると

考えられるようになってきました

 

広汎性は直らないけど、訓練かなって思います

一番にコミュニケーション能力や社会性が乏しいため

自己中と勘違いされがちでヘンな子、変わった子と

思われてしまう所もあります

 

じっくり話すと本当に優しい子だし、しっかりもしているんだけど・・・

将来的に娘のいいところを理解してくれる方と

良い出会いがあればいいなって思います

 

 

 

 

   

無視されて今、ボッチなの

娘から衝撃的な発言を受けて

「モモは悪くないよ、誰も責められないわ。

クラスメイトの女子達とは

付き合わなくていいんじゃないの?

自分の夢のために今は通過地点と思って頑張れない?

誰も悪くないのに夢を諦めるのは悔しいじゃない?」

「そう・・・わかってるんだけど・・・他のクラスの子から
モモちゃん、元気ないねって言われてる・・・
元気の出ない本当の理由なんて

他のクラスの子にいえないよ

あの二人とうまくいってないくらいしか、いえない・・・

モモ・・・いつか、ゆうちゃんとなっちゃんとわかり合えるような気がするし、

二人の深いところを同じ学校の人に話す気持ちもないわ。

モモが言えば、二人は変な目で見られたり居づらくなったりすると思う。そんなこと望んでないし・・・」

おお~優しい娘に育ってくれてありがとう

私は心の中でそうつぶやいた

「今の言葉、ゆうちゃんとなっちゃんにも聞いて欲しかった・・・

モモ、大人になったね、成長したって思った」

「私、高校時代 よく友達と話しててね

好きな人から壁ドンされたらどーする?

(想像して両頬に手)きゃーっって感じだったの。

それしか知らない世界だったの。ゆうちゃんとなっちゃんから

いろいろ聞いて吐きそうになって目の前がクラクラして

夢見がちな世界から現実的な話でさ、

モモはパパやママから守られてて弟も素直でいい子だし

モモは幸せな家庭に恵まれて

パパとママの子で本当に良かったって感謝したよ」

 

これが・・・広汎性発達障害の娘の言葉なのか・・・

中学2年の時だったかな・・・とフラッシュバックして思い出す・・・

朝起きたらいきなり娘が土下座して

泣きながら「学校を休ませてください」と言ったあの日・・・

何かを察して「いいよ、休みなさい」って答えた私・・・辛かったな

心の塊が溶けていく感じがした・・・感動・・・

 

「ママもモモやマー君が素直ないい子に育ってくれて

本当に嬉しいよ」

 

 

応援していただいている皆様お待たせいたしました

 

 

 

 

 

 

あれから数年・・・たって

広汎性発達障害の娘は高校を卒業し、

専門学校に通っています

小学生や中学生の頃のような

頑なに自分を貫き通すこともなく

みんなに合わせ

強いこだわりもかなり緩和されたイメージです

お化粧道具も一通りそろえてあげたのですが

「顔にべたべた塗るのは抵抗がある」

化粧水と乳液だけつけています

服装もカジュアルにデニムを基調とした

いでたちで

学生らしい雰囲気で控えめな存在感・・・

(情報処理系なので)クラスに女子は3人しかおらず・・・

華やかなイメージの二人の三歩後ろにいるような

静かな娘のモモ(仮名)・・・のうしろ姿を見ながら・・・

なんか・・・違う・・・

 

情報処理の女の子のイメージって皆さん、どう想像されます?

個性があるので一概にとはいえませんが、

おとなしいイメージの方が多いような

アニメがすき・PCがすき・ゲームが好き・ニコ動やユーチューブをよく見てるとか

そんなイメージを抱いていた私は娘のクラスメイトに違和感を覚えました

 

予感的中・・・過ぎ?

 

進学してから悩み出している娘・・・何か・・・あった?と私

クラスの女子二人ともさ、私と真逆な二人なの・・・

住む世界が違うって・・・くらいの」と娘

 

どういうこと?

 

「なっちゃん(仮名)・・・家庭がギスギスしてるらしくて何かと、

怒号や包丁や扇風機とかが飛んでくるンだって・・・ピリピリした家でさ

夜・・・家を飛び出して援交したことあるんだって・・・いってた

ゆうちゃん(仮名)・・・母子家庭でね、お母さん体弱くて働いてないんだって。

でも彼氏はいるんだってさ。前の前のお母さんの彼氏に乱暴された経験のある子でね、高校生までは結婚式場でアルバイト、春先までは飲み屋さんでバイト

 今ではソープ嬢になってる・・・学校も休みがち・・・

お母さんから弟の部活の遠征費だって相当なお金 何十万も送ってるらしいの。

奨学金も最高額借りてるよ

入学式なんてめんどくさいってお母さんに言われたみたい・・・

(入学式に)来ていた人はお母さんじゃなくて、

おばさんが来てくれてたんだってよ」

 

私は言葉を失った・・・身の詰まる思いがした・・二人とも訳あり?しかも深い・・

娘のモモはさらに続けた

 

「そんな話を聞いて何にもいえなくて・・・言う言葉が見つからなくて・・

それが毎日・・・一学期中続いて・・・私も登校拒否した話しをしたよ

で、私も家庭のこと・・・ママやマー君のこと(弟)話したよ

おっちょこちょいだけど、私を守り続けてくれた優しいママのこと・・

食いしん坊でかわいい弟のこと・・温かくて優しいパパのこと・・

(半泣き状態で・・・)

欲しいものは与えられ、自分がこんなにも幸せであることを

感じたことは初めてだった・・・(号泣にかわって)

そうしたら・・・二人から(泣きじゃくりながら)

そんな幸せな話は聞きたくない、惨めな気持ちになる

住む世界が違いすぎる、もう一緒にいたくないって

 

無視されて今、ボッチなんだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9月、ももかの学校は 文化祭

女子校の文化祭なので、原則として家族親戚のみ
入場が限られてた・・・許可証のないものは通せぬ、と
校門前に先生方、数人によって
厳重に入場規制をしていた・・・さすが、女子校

午前の部

資格など取得した子の表彰・・
姉妹校のホームステイを体験した子の発表

午前中は形式上のものといった感じで進められ、

演劇部の発表や家庭クラブの子の

自分で作った衣装を身にまとい、

ファッションショーが可愛く、中でも

長身の美人生徒会長の子の手作りの
マーメイド風のウェデイングドレス姿が
あまりにも綺麗で
カメラでパシャパシャ・・・
会場中 ため息が漏れるほど・・・

ついに・・・

学校のアイドルを決める「ドミドルを探せ・・・」の番
地元のラジオ番組も生放送で取材に来てたのですが


実はこの学校のアイドルを決めるコンテストに
私の娘・・・ももかがクラスの
代表で出場するのです


癒し系アイドルとして・・・
はじめ聞いた時は・・・正直
いじめか、嫌がらせか、おしつけられたか・・・と
頭をよぎったのですが、担任の先生から
「クラスメイトのリンカさんが、ももかさんしか考えられない」
という押しがあってのこと、クラスでも癒し系として
クラスメイト達に人気があると聞いたことがあったので
一応受け入れた私

まじでぇ?私の聞き間違いじゃないか?
やるからには応援しないと・・・

だってみなさん、去年の今頃は登校拒否で
学校に行けなかった娘が、なんと 今年・・・
クラスの代表で学校のアイドルを決める舞台にたつんです
のほうが緊張するわ

クラスメイトの子が娘の紹介をしてくれました
癒されるポイントの一つとして声です

娘が国語の教科書を読むときは、
クラスメイトがみんな静かに読み声を
聞いているんだそうです
娘が読み終わると、「いやされるわ~~」という事に
なるんだそうです。
あと、笑顔を絶やさないところだったり、素直な面だったり
最後に娘が簡単に桃太郎のお話をして
その声を披露して終わりました


母親としては、クラスメイトの皆さんに感謝の思いしか
ありません。~そんな風に温かく見てくれてありがたい~

娘の声はアニメ声ってわけではないと思うのですが、
可愛らしい声で、笑い声は小鳥のさえずりのような感じ
・・ほめすぎ??(笑)


結果は・・・
グランプリも準グランプリの発表でどちらも逃したけれど
きっと娘は3位だったに違いない・・・と思えた私
本当に親ばかですいません(笑)

午後の部は個人発表で

バレエやバンド活動しているお嬢さんたちや
フルート演奏など、自分の得意なことを
披露する時間でした。

娘は中学までの自分のことを
「私がブラックな時期と言います」


もう二度と
ブラックな時期が来ませんように・・・
と願いつつ、
「(また壁にぶち当たっても)
一緒に乗り越えていこうね」
そう・・・心のなかで娘に語りかけ

「文化祭、
最高に楽しかったね」


「楽しかった・・・」と答えた
娘ももか・・・その笑顔が
イキイキと眩しく感じた
























5月・・・入学して間もないのに娘の高校は体育祭

女子校の体育祭なので家族、親戚と

親御さんが申請した友達のみ入場可能。

前もって車両と各個人に首掛けの許可証が配布され

厳重に入場制限をし、

体育祭は温かい雰囲気の元、行われた

さすが、女子校だな。安心できるわ。
他校の男子生徒が来たりすると萎縮したり、
のびのびできないだろうし・・・

女子だけの体育祭・・・紅白にわかれ

迫力にはかけるけど、かわいい雰囲気

愛らしい雰囲気・・・

お父さんたち、おじいちゃんたちは愛娘・愛くるしい孫達に

目が下がりっぱなしの様子・・・


全員による徒競走も終わると、各学年の種目に入った

娘たち一年生の種目に「歓迎アトラクション」

というのがあり、約1メートルの正方形の踏み台が2つ

カラーボール入りの箱も用意された

各チームカラーボールを引当て
赤ボールなら3人、青ボールなら2人、黄ボールなら1人
というように投入され、踏み台から出たら負けというルール

娘は白団・・・

2年生や3年生とは違い、

まだ入学して1ヶ月の1年生は、おとなしい雰囲気

なのに・・・娘のクラスは違った・・・

「大きい子は外側に 小さい子は内側にしてあげて~」

「足はVの字に足を交互に揃えて~~」

「外側の子は肩を組んで、内側の子は抱きついて」

何人もの子が大きな声で口々に声を掛け合っていた

娘の番がきたwwww

「もも~~~、抱きつけ、だきつくんだ~~~」

「ももちゃ~~~~~ん、だきつけ~~~」

意を決して娘がクラスメートに抱きついた

「ももちゃんかわいい~~~」

「きゃーかわいい~~~」

高機能自閉症ともいわれる娘は、

スキンシップは痛く感じる様で苦手だった

同様に痛く感じる自閉症の子供も

多数いるようです。

娘のそんな様子を

奥手で恥ずかしがり屋と

思ってくれているのか、クラスメートたちは

娘の個性として受け止めてくれたのだ

娘も素直にみんなのために頑張ろうと

必死だった・・・

娘のチームは勝ったww

感動のあまり涙が止まらない

他の競技、26人一脚で走ったり

綱引きやムカデ競争や大玉運び

どの競技も娘は、
みんなのために頑張りたいと
必死で頑張りぬいた


泣きすぎて食事が喉を通らなかった私

3月までのひきこもりが
嘘のよう・
・・・

おお神様~こんな娘の姿、高校1年生になって 初めて見せていただき、感謝します

無宗教の私ですが、心から感謝して
両手を胸の前で組んで目を閉じた

体育祭終了時は、
目と鼻を真っ赤に晴らして
娘を待った

抱き締めてあげたい

よく頑張ったねって

嫌がられるかもしれないけど

頭をなでてあげたい

褒めてあげたい

生まれて初めて 聞いた娘の一言

(体育祭で)

頑張ったよ、もも 楽しかった

今まで苦痛しかなかった体育祭だったのに・・・

もも、偉かったよ、
ママ嬉しかった
体育祭で はじめて見た
あなたの笑顔


涙無くして見られなかった















たくさんの方々に 読んでいただき、応援メッセージ頂きました。ありがとうございます。親子ともども がんばります、引き続き 応援おねがいします・・・・

さて、昨年は、引きこもりで学校に行けず、
塾だけ続けていたので
なんとか高校に入学しました。


人混み、団体生活、娘にとっては苦手分野

ドキドキしながら 登校・・・・

教室に入る・・・・ことがなんだか、緊張する・・・

話し掛けたいけど、話しかけれない・・・

半歩 前に進むけど、また半歩下がる・・・

それを2・・3度繰り返す娘

参観日、かなり早めに着いた私は

一番乗りで教室についた。

教室の外で娘の様子を見守り 

モモちゃん(娘の仮名)頑張って・・・・

心のなかで 祈る・・・・・

さんざん自分と、戦ってる様子の娘

話しかけるんだ、クラスメートに・・・

あぁ・・・・始業ベル・・

でもがんばってるなぁ・・・・

客観的に見ると、ベタな少女漫画の主人公のような娘

なんか、応援したくなるような衝動にかられて

だきしめてあげたくなる・・・・・


参観日の授業は英語・・・

振り返り私の姿を確認すると、手を上げて答える娘


ママ心配しないで・・・私・・・頑張るから・・・


って娘の思いが伝わってきて・・・・目がうるんでいく私

「これは何を指しますか?」先生が授業で全員に問う場面

またしても 娘が小さい声で答えをいう。

頬を伝う涙・・・ハンカチを取り出そうと

慌ててバックの中を
探す私

鼻水まで出てきて周囲に悟られないようにハンカチで押さえ

中学は登校拒否・ひきこもり生活だった娘の旅立ちを

心から感動しながらみまもった