マルセイユタロット講座をやってます。
これは、アシェットコレクションズ「占いの世界」で、正逆を取らないで正位置だけで占う方法を紹介しましたが、それを軸に紙面に書ききれなかったことを講座でお話ししています。
読者だった方もご参加してますが、「本だけじゃわからなかったことがわかってよかった」というお声を頂いています。
本当は本だけで全てカバーできればいいのですが、マルセイユらしいエッチなことが書けないとかいろんな制約があるのですみません。
大アルカナが半年前に終了し、今は小アルカナ編をやってるのですが、そこで紹介したのがエニグマです。
エニグマは過去に、グレゴリアンチャントをダンスアレンジにして、ローマ法王に怒られた経歴を持つ、なにかとお騒がせな音楽グループです。
そんなエニグマの曲の中にある「Page Of Cups」。
小アルカナの曲ですよ、奥さん!
12星座がついた曲は多いですが、タロット、しかも小アルカナは珍しいんじゃないでしょうか?
で、この曲、暗いんですよ。
母親なのか、恋人なのか、
とにかく愛を取り戻したい、
自分のもとに戻ってくることを切に願っているのです。
とてもライダー版のような、子供が無邪気に戯れているシーンではなく、
マルセイユ版のカップを持った騎士の見習いであるペイジが、ひとりたたずむ姿が浮かびます。
彼の愛はどこにあるのでしょう...