【カブトムシ】新規樹液ポイント開拓【クワガタ】 | .SEIKOTSU NAKANO.

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谷町なかの整骨院
日本拳法洪游會本部道場
中野文武のブログです

良いお天気が続いておりますね☀️


でも 今年の大阪南部はちょっと朝夜の気温が上がりません

過去最高に早出だったカブトムシは五月ものがおりましたが、2017年は6月を半ばも過ぎようというのに未だにコクワばかりです


いつも知人の子どもさんなどから虫とりを頼まれるわけですが 年々 数も減っているので、土日の会議の間などに 新規ポイントを開拓しております


場所は羽曳野~香芝あたりの公園などで 車が横着けの出来るところなど

新規 樹液ポイントを探索

従來でしたら、クワガタがGWの頃から7月まで、カブトムシが7月からお盆明けまでくらいがピークです


クワガタやカブトムシとりのコツですが 一番は樹液の出ている木を見つけるのが早道ですね。


これがなかなかないんですけどね。


クヌギ、コナラ、アキニレ、ヤナギなど

今回、新規で見つけた樹液木

スズメバチが居着いてましたよ


ただ、普通の森林公園の中にあるので、スズメバチの危険性を考えて行政が伐採してしまうかも…

このグランドの一番奥です。


その他、一見、良い木に見えてもクリやクスノキ、サクラなどからは醗酵した樹液は出ません。

樹液の出る条件は厳しいです。


① ナラ科の広葉樹が多く出る。(見つけたいときは国土地理院の地図を見ると広葉樹林が表記されているのでそれであたりをつけてから、グーグルの航空写真を見たりして探す)


② 農村や里山、もしくは池のほとりなど、意外と人の営みに近しいロケーションで南に拓けていて、日光の良く当たって醗酵しやすい木が有望。間伐や管理をされている「ひこばえ」の木だとなおよい。


③ そんな木に、シロスジカミキリやミヤマカミキリが、比較的樹皮の柔らかい若木のうちに噛んだり、卵を産み付けたりして樹皮めくれを形成する。


④ その樹皮めくれが成長とともに大きな樹洞となり、樹液が流れ出やすくなる。(ただし、これだけでは甲虫の好む醗酵した樹液にはならないので、例えば、樹を人為的に傷つけて一時的にただの樹液を流させても、それは木を痛めるだけになるので注意)


⑤ その樹皮めくれや樹洞の隙間に、ボクトウガが産卵し幼虫が住み着く。


⑥ ボクトウガの幼虫が樹皮の間を食い進み、その分泌液が樹液とまざり、醗酵が始まる。


⑦ カミキリ系やボクトウガ以外にも、チョウ科、アリ、カナブン、ムカデ、スズメ蜂などの昆虫が寄ってきて食痕つけることにより、より樹液の流出と醗酵が促進される。

このような条件の一致とプロセスを得て、ようやく良い樹液の出る木に成ります。


すべての昆虫が居てこその樹液であり、例えば蛾が嫌いだからと駆除したり、スズメバチが危険だからとむやみに伐採したりすれば、このバランスは失われます。

 

そして、人の農耕や生活も、この樹液・樹洞の形成に重要です。

 

里山として下生えを管理し、林の風通しや日照条件を整えたり、甲虫の発生源となるホダ木や腐葉土の生成や、クヌギやナラをマキや燃料として利用するなど、定期的に林全体をサイクルとリフレッシュさせているのは人の営みです。


ですので意外と山奥や廃村には良い樹液ポイントがなかったり、カブト・クワガタが出ません。


この樹液ポイントを見つけるのには、日の明るいうちにスズメバチを目で追うか、樹液の醗酵した匂いで探すか、ありそうな場所の地元の農家さんや小学生などに聞いて回るかです。


見つけることが出來たら、木を蹴ってみてもいいのですが、それよりも夜や早朝にはカブクワがたくさん付いているでしょう。


注意するのは、スズメバチ、ムカデ、ヘビです。


スズメバチは昼行性ですので、夜は巣に帰って居ないか、居てもあまり動きません。


ムカデは下手に木を蹴ったり揺らしたりして、落ちてくることに氣をつけたり、不用意に木に触れないようにすることです。


ちなみに、ムカデは夜行性ですので昼間の「木を蹴ってクワガタを落とす採集」をするときには、ほぼ出くわすことはありません。


ヘビはマムシに注意ですね。歩く先、触れる先を常に注意して見ておくことです。


普通に歩いていて噛まれることはまずありませんが、木に巻き付いていたり、岩の隙間におります。


本日も出くわしました。


スズメバチは秋に向かうほど攻撃性が増し、この時期は大丈夫ですが(先日は肩に止まられましたが刺されも何もしませんでした。しばらく動かないようにしておくと用事もないし餌もないので、また飛んでいきます。あわてて手で払ったりして刺されることも多いと聞きます)、八月半ばからは近くを歩いていただけで刺して來ますので、とにかく見かけたら近づかないことです。


あと、イノシシにも氣を付けて下さいね。


獣のにおいや、糞、気配でわかります。そっと逃げましょう。

 

さて。

 

樹液ポイントが探せない場合にはトラップも有効です。


(でも 樹液を探しての方が いいですけどね)


トラップは バナナをジップロックで焼酎に半日くらい漬けて、太陽光にさらして軽く発酵させたやつを少しつぶして持っていきます。


居そうな林に到着したら、林に対して風上から風下に拓けている場所、もしくは匂いの化学物質は下に流れるので林の斜面の上手に仕掛けたら、夕暮れあたりから期待大!


採集しやすい高さの枝の股や切り株の上に置きます。


低すぎると匂いが拡散しなかったり、アリが集ってしまいます。


もし、パンストやネットに入れて木に吊るしたり結わえたりした場合は、必ずその残骸やゴミは回収して持って帰るようにしないと人として恥ずかしいですね

誰かが吊るしてそのままのトラップ…


また。


もし、良い樹皮めくれや樹洞の隙間にカブトやクワガタが居るのを見つけても、けっしてその樹皮や隙間を破壊しないようにしましょう。


ピンセットや針金で掻き出すのはO.K.ですが、そこはカブトムシ クワガタにとって、貴重な良い住処です。


そこを保護しておけば、その後もずっとそこにはカブトやクワガタが寄ってきます。


カブトやクワガタに樹皮の隙間や樹洞の奥に逃げられても、そのときは我慢してあきらめて、また、出直して、表に出てきているときを狙う方が賢い選択です。


住処を壊してしまうと二度と採れなくなりますし、その破壊により環境条件が変化して樹液も止まってしまうこともあります。


良い環境が整っていて氣候条件が合えば、大阪から一時間以内の近郊でも、一度に三桁のカブトムシ、クワガタに出会えることもありますね。





【野遊びの師匠 Oさんとその息子さんと】


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