学校なんか行かなくても、いろんな人を見て、いろんな人と出会うことが、生きる体力になる。 | 生きる喜びを伝える伝道師〜くりはら せいこのブログ〜

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生きることは苦しみではなく喜びであるということを伝えています。
著書に、精神科医の齋藤学氏との共著『ヘンでいい。』

対話を使ったセラピー、魂のメッセージを伝えるソウルリーディング 、セルフラブグループ、笑いヨガリーダーなど、対面では東京を中心に活動中。

不登校を3週間で解決するサービスを提供している「スダチ」というところが話題になっているらしい。


「完全オンラインで、お子さんと会うことなく、親御さんとのやり取りのみで再登校が目指せます。」だって!


やれやれ。


これに対する斎藤環氏のコメントが以下。


「原因は問わない、本人とは会わない、それで3週間で再登校させる… (むろん料金は非開示) 100%親目線のとんでもない方法論の数々… 当事者に会わずに行動変容を起こさせるという記述の途轍もない恐ろしさ」


「彼らの眼前には「不登校30万人」というブルーオーシャンが広がっているんでしょうな。制度疲労を起こした教育システムを支援ビジネスが補完する地獄絵図。」


「「この手法が有効かどうか」を議論するフェーズはとっくに終わっていて、少なくとも公的支援にこういう手法が採用されることは今後決してあり得ないということは不登校の議論と政策の歴史を少しでも知っていればわかりそうなものですね。そのくらい不可逆的な変遷を経てきてる」


引きこもりは引き出さなくていいと言ったのは、恩師の精神科医・斎藤学氏だったが。


私も、彼のそばにいた時、不登校の子供が無理やり引き出されて精神病院に入れられて、一生親を恨むとかいろいろ見た。


そもそも本人の話を聞かないとはなんだ?

イジメや病気や、背後に何があるかわからないのに。


それなのに、依頼している人が大勢いるらしい。


学校なんか行かなくても生きていけるよ。

むしろ、ろくでもない学校だったら行かない方がまし。


ちなみに私は、中学生1年の時に暴力教師反対運動をひとりでやって、

授業ボイコットして内申の結果が最低になり、行ける高校が

なくなって仏教系の偏差値がものすごく低い学校に行き、

そこの不良教師(教科書はウソしか書いてないから

読むなと言われた)との出会いで勉強が面白くなり、


自力で受験して某有名大学に行った。


不登校になりたくても、家の中も最悪だったから家にもいたくなかった。


でも、自分なりに満足な人生を送っているよ。


もし、学校に行きたくないという人がそばにいたら、

大検(今は高卒認定?)みたいなのを受けて、大学だけは行ったらいいんじゃないかと。


私にとって、小中は地獄だった。

私は決められたことをみんなと一緒にやること自体が

ものすごく苦痛に感じるし、

自分が違うと思うことは絶対にできない。


そして、10歳の時に遠藤周作の『沈黙』を読んで、神はいるのか?と考えていた子供が同級生と

話が合うわけはない。


当然、浮く。


変わり者すぎて、いじめられることもなかったが、話の合う同級生はまったくいない。


中学校に入ってからは、暴力をふるう教師を許せず、

ひとり暴力教師反対運動をやって、署名を集めて校長に直談判したり授業をボイコットしたりしたが、

教師からも同級生からも、まったく理解してもらえず居場所がなくなった。


原家族からも責められて、居場所がなくなる。


成績は最下位くらいになったが、

学外のテストを受けると、

文京区で上位5番以内に入る成績で、、、


だから、今になって

ギフテッドだったんじゃないかと

言われるんだけど。


小中学は苦痛でしかなかったけど、

高校は面白かった。

中学校で内申がなくなり、

行ける高校がなくなって、

最下位の仏教系私立に行ったのだが、

変わり者の教師ばかりで

彼らからいろんなことを教わり、

勉強ってこんなに面白いのかと。


同級生はヤンキーばかりで

交流はほとんどなかったが、

それまで学校でも家庭でも理解してもらえなかった私は、

水を得た魚のように、

ユニークな教師達と交流しつつ

勉強の面白さに目覚めた。


倫理社会の教師は、教科書を使わず

フランクルの『夜と霧』をみんなで読む授業だった。


日本史の女性教師は

「教科書に名を残しているこの人達が歴史を作ったのではありません。教科書を閉じなさい」と言い、部落や在日という差別がなぜ生まれるかを教えてくれ、課題図書を山のように出したので、私は図書館で借りて、それらの本を貪るようによんだ。


部落解放同盟に連絡して、資料を取り寄せた高校生だった。爆


勉強って、こんなに面白いのか。

大学の勉強がこういうことをやるなら、大学に行って勉強したいと思った。


また、つかこうへいとの出会いで、

大学で芝居をやりたいとも。


で、大学に行ったわけさ。


自分は変わり者で居場所がないと思っていたわけだが、

大学に行ったら私以上の変わり者がいっぱいいた。


いや、クラスやゼミはまじめな人やテニスやってるような

フツーの人しかいなかったけど、

アングラ芝居やっている演劇サークルに行ったら、


いやまあ、ひどかったね、、笑


授業には出ずに、タバコ吸ってゴロゴロしていて、


夜になると新宿のゴールデン街に行って吐くまで飲む。


暗黒舞踏とかやっていて、スキンヘッドだったり、女性でも髪の毛剃り上げていたり。


ここは天国かと思ったね、、笑


同時に、自分は変わり者だと思っていたけど、

こんなに凡庸なのかと思ったし、

自分以上にいろんなことを知っていて、自分が考えてもいないことを考えている人がいっぱいいるんだなと。


これは、いろんなところから、いろんな環境の人が集まる大学だからこそ出会える人達で、


それ以来、私は、対話だとか、市民運動だとか、

自分と違う価値観の人と出会うことが面白くて仕方ない。


だから、

小中高がきつくても、そこだけが世界のすべてだと思ってほしくないのね。


いろんな人がいて、いろんな生き方がある

ということを伝えるのが大人の役目だと思うし、


さらに言えば

私のような変わり者が楽しそうに生きているのを見せるだけで、

あんなのでもいいんだと

エンパワメントできると私は思っている。



昨日、映画『キングダム』を見る前に

食べたラーメン。



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