黄土館の殺人 | まったりクロスケ

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阿津川辰海さんの『黄土館の殺人』を読了しました。

土壁の向こうで連続殺人が起きている。
名探偵(ぼく)は、そこにいない。
孤立した館を連続殺人が襲う。
生き残れ、推理せよ。
シリーズ累計18万部
若き天才による驚愕必至の「館」ミステリ

殺人を企む一人の男が、土砂崩れを前に途方にくれた。
復讐相手の住む荒土館が地震で孤立して、犯行が不可能となったからだ。
そのとき土砂の向こうから女の声がした。
声は、交換殺人を申し入れてきた――。
同じころ、大学生になった僕は、
旅行先で「名探偵」の葛城と引き離され、
荒土館に滞在することになる。
孤高の芸術一家を襲う連続殺人。
葛城はいない。僕は惨劇を生き残れるか
(Amazonより)



館四重奏シリーズの3作目
今作は地震

土砂崩れで道路が寸断
館側には田所と三谷と飛鳥井
宿泊先の旅館には葛城
葛城と引き離され、館では連続殺人が…
宿泊先でも何やら殺人の予感!?




以下、内容に触れてますので注意してください。


館にクローズド・サークル、連続殺人と好きが詰まった一冊✨
大掛かりなトリックは大好物です。
でも『蒼海館の殺人』の方が好きですね。
蒼海館は動機が好きじゃなかったけど😅
やっぱり葛城 田所 飛鳥井が好きになれない。
いい終わり方だとは思うけど…、
後半の謎解き、葛城と飛鳥井のやりとりが受けつけなかったです…
Xで紅蓮館での二人のやりとりを「おままごと感」と書いてる人を見て分かる!って思ってしまいました。
犯人と動機は分かりやすかったです。
序盤に丁寧な伏線があったので。
逆にひっかけで他に真実があると思ったほどです💦
私にとってこの作品はハウダニットを楽しむ本ですね!
もともとこれでもハウダニット重視の私です〜。
4作目も大掛かりな館トリックできてほしい!
4作で終わりなら蒼海館のあの人とか出てきそう(*´艸`*)