暮らしが快適になる『減災収納』~暮らしの充実・安全対策は日々の埃とりから | 土井けいこの講座 暮らしが変わる『時短家事』 暮らしがラクになる『減災収納』  楽しくできる家事&片づけ術を発信

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暮らしのアドバイザー、土井けいこが提案する『時短家事』『減災収納』。宝塚、大阪・緑地公園など各地で講座・イベントを開催しています。住まいの中の安全対策、楽しくできる家事&片づけ術、ラクラク押し入れ・クローゼットの管理など、初心者にも役立つ情報が満載。




今週は、日々の家事をテーマにお話します。
日々の家事や暮らし方にも
減災につながる方法がある
からです。

毎日、室内の埃取りをすると、
快適なだけでなく、地震対策にもつながります。


安心感を得られるとともに、暮らしが充実します。


遠目には見えない埃ですが、
埃が拭われた部屋の快適さは
ほんとうは誰もが知っているはずです。

出してあるものの埃を拭おうとすれば、
家具に近づき、ものに触れることになります。

ものを間近で目にし、触れることで、
存在を肌で感じられ、
「しまって置く」ほうがいい、と気づくなど、
暮らしの管理にもつながります。

また、ものを置いた場所や家具のまわりに溜まる埃を取ることで、
家具の存在や重量感を身体で感じるようにもなります。

家具が動いたときの危険をイメージできれば、
ぼんやりしていた地震への備えが、切実になります。



ものや家具は、離れたところから見ているだけでは、
見慣れた景色の一部になって、存在感が薄れる
のです。

ものや家具の埃取りは、
その存在をあらためて感じるきっかけになります。


ふた月ほど前。

それまでは、日常的な「ちょこっと掃除」と
来客前の「すみずみ掃除」だったのが、
ちょっとしたきっかけで、
毎朝、隅々までモップ掛けをするようになり、
私の暮らしに、いくつもの変化が生まれました。



いちばん変わったことは、
「がんばろう!」と気合を入れなくても、
隅々までモップ掛けをするうち自然にエンジンがかかるようになり、
気持ちよく1日を始められるようになったこと。


クローゼットの扉を開けて、
毎日、奥までさっとモップ掛け。気持ちがいい。

しかも、いつの間にか、衣類の入れ替えなど
することのリストアップにもつながっています。

襖の端の埃を取ろうと押入れの襖を開けると、
収納引き出しの下のモップが入らず掃除がしにくくて、
キャスターを大きいものに交換。

モップがスッと入るようになって、ノンストレス&掃除がスムーズ。
それがきっかけで
部屋中のほかの不都合の改善にもつながっています。

モップ押入れキャスター20150806
http://www.doikeiko.com/do.php?id=1707

それだけではありません。

掃除のたびに家具を動かして背面の埃を取るうち、
出入口そばの家具の滑り止め=地震対策ができて、
おまけに、1点固定することで、家具を戻すのがラクになり、
ますます、モップ掛けがラクになりました。

棚クッションゴム20150624
http://ameblo.jp/seikatsukobodo/entry-12042637150.html

暮らしの快適や、安全対策がすすむきっかけは、
毎朝の「すみずみ掃除」。

四角い部屋をまるく掃除では、こういう変化は生まれなかったはず。

地震対策も含めて、暮らしの充実は、
日々のていねいな埃取りから始まるのを実感しています。