本日2023年1月29日(日)にカネヨシプレイス小ホールで行なわれました

『第8回ヤマハジュニアピアノコンクール 出場者選考 晴海堂大会』

で審査をしてくださいました、先生方から総評を頂きました音譜

 

 

 

石山英明 先生(桜花学園大学教授)

 

伊藤仁美 先生(ギロック協会主催)

 

今回の演奏を聴いて感じたのが、先ずは皆さんの演奏が、とても素直な演奏だったこと。

先生の指導を素直に表現されているなと感じました。

2つ目としては、綺麗な音で弾けている方が多かったこと。

本人の努力や感性もさることながら、指導者の方のご指導も素晴らしいと思います。

 

YJPCの課題曲の中から、バロック作品を選ばれることが多くなっていると感じました。
しかし、バロック作品は小さい子が弾くには理解が難しい面も多く、

感性に優れた子はそれなりに弾きこなせる部分もありますが、もっと幅広い音楽性のものを学ぶのも大切だと感じました。

 

例えば、

オーケストラの曲をピアノで弾いてみる。

自分なりに、表現の仕方を考えてみて弾く事がとても勉強になると思いますので

是非、チャレンジしてみて下さい。

 

また演奏は、これが“正解の演奏”というものはありません。

例えば、楽譜上に“フォルテ”と指示があったとしても、様々なカタチのフォルテがあり、

自分なりのフォルテ、表現のカタチを磨いていってほしいと思います。

 

そして、舞台という場で普段の成果を発揮することができるかどうか、ということがとても貴重な経験の場です。

練習の時と比べ、今日、舞台で弾いた時に、どう感じたのか。

ここの部分は上手に弾けたとか、ここは気持ちよく弾けたなどの感覚を大事にしていってほしい。

それを継続して、積み重ねていくことが大切。

今回成果が思うように出なかったとしても、あきらめずにチャレンジしていってください。

 

音楽の表現が人それぞれであること、正解が一つではなく、無限にあるので、

コンクールでの審査員の評価も様々。違う人が審査すれば違った結果になると思う。

今回の結果のみにとらわれず、是非、次の舞台で生かしていってほしいと思います。

 

 

 

というお言葉をいただきました。

みなさん、先生方のお言葉をよく噛みしめて

気持ちを新たにピアノを楽しんでいってください音譜