こんにちは。
今日から6月議会がスタートです。
気を引き締めてがんばります!
議会での出来事を随時ブログで発信しますので、
よろしくお願いいたします。
昨日は、川口の自主夜間中学に視察に行きました。
川口自主夜間中学は、公立の夜間中学がさいたまに1校もないことから、
「埼玉に夜間中学をつくる会」と共に30年前に開校しました。
生徒6人からスタートして、今では40人~50人に。
授業は無料、先生はすべて無償ボランティア。
何千円も交通費をかけて、通っている先生もいます。
運営の支援を行政で考えるべきではないでしょうか。
超党派の国会議員連盟が川口自主夜間中学に視察に来たんです!
村岡県議もいらしてました。
もう、すごい人で、教室いっぱいの熱気でした。
13人の国会議員が一堂に会して視察。
超党派の議員連盟、素敵です!
我が党の梅村議員と畑野議員も参加されていました。
「日本語教えてください」と声をかけられて、
手づくりのテキストに書かれた文字を読む私。
授業見学が終わり、
意見交換会に。
生徒さん、卒業生の方からのお話に涙・・・
中学校に一日も通うことがなかった。
卒業証書、入りますか?
「学びなおしたい」と思った時に、
卒業証書が邪魔になるとアドバイスした夜間中学校の先生がいたということを知らされた。
15歳なりに考えた。
一日も通っていない学校から卒業証書をもらうのはおかしい。
20歳の時、学ぶことについて考えるようになった。
思い出した・・・夜間中学校の先生の言葉。
どこに、夜間中学校があるのだろう?
調べた・・・東京にある!
けれど、あなたは通えないと言われたそうです。
東京に住んでいるか働いているかしていないとダメという。
埼玉に公立の夜間中学校はない。
なんで?
学ぶ直したいと思ったのに、
それすら許されないのか?
東京のある夜間中学校に直接電話してみると、
大丈夫ですよと、先生の裁量で通えることになった。
お年寄りが遠距離通学をしていること知って、
心が痛んだ。
もっと近くに夜間中学があれば・・・
この方は、今では教員をされているそうです。
埼玉から東京の夜間中学に通った生徒さんはのべ1000人を超えているそうです。
埼玉県に公立の夜間中学校が必要なことは歴然としています。
6月4日、国会の院内集会が行われました。
私はそこにも参加して参りました。
超党派議員連盟の会長は、「義務教育未修了者等のための法案」を今国会で成立させ、
来年の国会で、学校教育法を改正して、具体的な支援ができる法律にすると語りました。
義務教育未修了者等の等は、形式卒業者。
先ほどの夜間中学卒業生の方の例は、まれな例です。
さいたま市の中学では、一日も登校していなくても、
卒業証書を渡しているでしょう。
もらえてうれしいのか、悲しいのか、それぞれ感じ方は違うでしょう。
けれども、学びなおしたいと思った時に、卒業しているから夜間中学に通えないのでは困ります。
全国には、百数十万人いるという義務教育未修了者。
昨日の視察の意見交換会の中では、
59歳の女性で、字の読み書きができない方の例が紹介されました。
貧困、虐待などの理由で学校に行かせてもらえなかった。
字が読めるようになった、書けるようになった喜びは計り知れません。
生きる希望をもらうことにつながります。
全県に最低1校の公立夜間中学校の設立を!
の声が上がっています。
県都、さいたま市に公立夜間中学校の設立を!
今後も全力で取り組んでまいります。