手の大きさ。 | 22歳のヴァイオリン弾き 岡本誠司のブログ

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ヴァイオリンの岡本誠司です!
コンサート情報や活動報告などを中心に更新していく予定です!
よろしくお願いいたします!



ピアノの鍵盤で10度を上からつかめるくらいの手の大きさなので、「手が大きくて羨ましい」と言われることがけっこうあるのですが、

photo:01



ヴァイオリンを弾く上では不便なこともいくつかあるわけでして。


たとえば、高いポジションで1(人さし指)-4(小指)の指でオクターブを弾こうとすると、
指の角度がかなり内側を向かなければいけなくなって、Vibを2本の指に均等にかけられなかったり。
(実際の曲では1-3とか、時には1-2の指で取るから良いのですが、受験のカール・フレッシュの音階だとそうも行かず‥!)


高いポジションで半音が固まったような音型(たとえばツィゴイネルワイゼンの最後の部分とか!)を弾く時には、
もれなく指を交換しながら(いちいちどかしながら)弾かなければいけなかったりとか。

photo:02



小さい頃に当たり前のように使ってた、"指をぴんと伸ばしたらちょうど10度"みたいなぴったりな物差しがないのも意外と不便!


おまけに少し残念なことに指が細いので、
イザイによくあるような高めのポジションで重音の5度を押さえるのもそれほど得意ではないし(´Д` )笑
むしろ指が長い分、5度を押さえる時に少し余計に左手首の角度(または左肘の角度)を変えなきゃいけなかったり!


腕の長さも関係してくるけど、
弓元を弾く時に右腕と右手が窮屈だから手首の角度を少し高くしたり肘を少し低くしたりして対処すると、
弓の返しがやりづらかったり、
人には「手首の角度があんまり良くないね」とか「肘が下がりすぎてるね」とか言われたりするし。( *`ω´)笑

弓元でのこの窮屈さをわかってくれーい!!


ピアノは手を広げて弾くから手の大きさにそのまま大きく影響されることが多いんだと思うけど、

ヴァイオリンの左手の場合は、丸めた手の、さらに人さし指~小指の根元1関節の開く幅によって届く範囲が決まることが多いので‥‥‥




ヴァイオリンでは、

"見た目の手の大きさの違いほどは、弾いた時の感覚の違いはない"

"大きい手だと逆に不便なこともいろいろとある"


ということで、ガッテンしていただけましたでしょうか?


\ガッテン/ \ガッテン/ \ガッテン/


はい、ありがとうございました!

本日のゲストは、手が大きな、

セルゲイ・ラフマニノフさん、
ウジューヌ・イザイさん、
ニコロ・パガニーニさん

でした!

それではまた来週~!


( *`ω´)


岡本誠司





iPhoneからの(ちょっと無理やり終わらせてしまった)投稿