ワインの発売予定 | ぶどう畑のひとり言

ワインの発売予定

なかなか情報を更新できず申し訳ありません。

もう3月ですね。

少しずつ陽も高くなってきました。

 

いろいろと書きたいことがあるものの、たぶんこの1年の出来事は自分の中でうまく呑み込めてないというか、まだもう少しの咀嚼が必要です。消化をするには数年が必要かもしれません。

 

ごくごく簡単にこの1年をまとめると…

 

1.とんでもない不作

2.ワイン発祥の地・ジョージア(旧グルジア)探訪

3.ワイナリー設立に向けて

 

こんな感じです。

それぞれのテーマを表現するには数ページが必要になります。

 

そんな中でも、1は事実としてお伝えしなければならないので少しだけ…

 

少雪による凍害、6月の低温と雨、そして8月の台風崩れから来る莫大な雨量の3本柱で、そろそろ軌道に乗り始めるかなという儚い思いは、いとも簡単に蹴散らされました。まだまだやることがあるぞと、この程度で流れに乗るなどと思いあがるなと、そんな叱咤を受けたと感じています。

 

いずれにせよ、収穫量は2015年の約半分になりました。

品種によりばらつきはありますが、まぎれもない事実です。

この現実をしっかり受け止めて次に進まなくてはなりません。

 

2は、おいおい伝えていきたいと思います。

おそらくこのテーマは一生をかけて追及しなければなりません。

今の私にはまだ何かを語る資格がありません。

ただ少なくとも、人生観が変わる経験を、そのジョージアでしてきました。

 

3は、実際には一番興味のあるところだと思います。

この2017年秋に向けて、ワイナリーの開設準備を進めています。

私個人ではなく、私の先輩でもあり仲間でもあるナカザワヴィンヤードの中澤さん、それに私の弟の3軒の農家で、共同醸造所を設立する予定です。

 

今、この仕事に四苦八苦をしています。

あと少しで落ち着くのでもう少しお待ちください。

 

さて、以下が本題です。

そろそろワインの発売に対するお問い合わせが多くなってきたので、今後の予定になります。

 

ここ数年、この3月下旬に新しいワインの発売をしてきましたが、今年は少し仕上がりが遅く、今のところ4月上旬以降にずれ込む見通しです。

 

○KONKON 2015 

○タプ・コプ ピノ・ノワール 2015

○ナカイ・ミュラワ 2016

 

以上の3アイテムは瓶詰めが終わり、あとはラベルを貼り付けるばかりです。

この2~3週間でその作業が終わる予定です。

 

○タプ・コプ ブラン 2015

 

残念ながら今回のリリースには間に合いません。

発酵が長引き、もう少し熟成が必要です。

発売時期がいつになるか…現時点では全くの未定です。

 

相変わらずそれぞれの本数が少ないため、今回も限定的な販売方法になる見込みです。

2015年は収穫量が少し増えたものの、2016年のミュラワは過去にないほどの不作で本数が大幅に減っています。本当に申し訳ありません。

 

基本的には店頭販売がメインになります。

酒販店さんでの取り扱いもありますが、ごくわずかになります。

 

店頭販売に関しては、このブログかHPで発売日を告知する予定です。

今のところ、告知は3月中旬予定、発売日は4月上旬以降です。

 

雪が少なかった今年の冬、ぶどうが凍害に合っていないかとても心配です。

この土地でぶどうを育て始めて今年でちょうど10年目。

まだまだ馴染むには時間がかかりそうです。