強烈で猛烈なアラームが鳴り響く。
鼓膜敗れて耳ごともげるかと思たほど・・・。
夕飯の準備をしていたあの日。
4口コンロの手前右で、お肉を焼き、左でスープを暖めていた。私がしていたのは、主婦ならば、ほぼ毎日やっているような、それだけのことであった。
台所上の煙検知器と思われるアラームがピーコンピーコンと鳴り出す。その音、想像を絶する爆音。すると、奥のガレージドア付近にある検知器がそれに答えるかのように、少しずれたタイミングでピーコンピーコンとこれまた爆音で追いかけるように鳴る。
輪唱すな~
とムスコのガル男と二人、開けれる窓を全部あけ、空気を通す。その辺にある雑誌や新聞を手に取り、中の空気を外へ送り出すように扇ぎまくる。必死のパッチで3分ほどしたころ、ピタっととまるのではなく、徐々に音を下げるフェイドアウト方式で音が消えた。
そんなとこ、こだわらんでよろしわ
と思いつつ、この家の煙探知機の敏感さに腹が立つ。
コンロ二つを稼働させて、煙出てたんは肉のフライパンだけ。フライパンの前に立ち、作業しているのだから、もくもくと異常な煙があがっていたわけではない。敏感に反応する探知機がいけないのだが、もう一つ原因がある。
それは、換気扇。本来なら、その程度のけむりは、換気扇が
吸って外に排出してくれる。しかし、我が家っちゅうか、アメリカのほとんどの換気扇、音だけデカくてたいして仕事しない。なぜなら
電子レンジ経由・家中まき散らし対応だから・・・
これ換気扇標準タイプ。はなっから外に煙を逃がしてくれないタイプももちろんあり。
ご覧の通り、換気扇が大きくせり出しているわけでなく、4ツ口コンロの奥二つの上に設置されており、
両サイドにのみファンがついているという
おちょぼ口換気扇
まさか、日本より小さいものがアメリカにあるとはね・・・。
よって敏感すぎる煙探知機が、処理されない少量の煙にいの一番で反応する。
結果、肉焼くだけで我が家、ぼや騒ぎ。
ニッポンてやっぱ、エエな。
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