平日の昼下がり、ムスコの学校から電話がかかってきた。

 

それは、ナースからの電話だった。いつものいかつい怖いナースではなく、聞いたことのない、優しいボイスの若そうなナースの声。

 

「ムスコさんの予防接種の件でね」と会話は始まった。

予防接種・・・

 

ムスコの予防接種はもうすべてクリアしているハズ、と思っていると、3種混合がね、と始まった。

 

 

聞いていくと、「ムスコさんね2012年にTDap打たれてるの。でも本来ならDTPまたはDTapを打たなければいけないところなのにTDapを打っててね・・・だからTダッ

 

待て待て待て~い。

 

電話口で早口でTDapだかDTapだか似たような単語連呼して、ご存知の通りみたいにお話しですケド

わしゃ、三種混合マニアちゃうっちゅうねん。

 

 

なんやねん、TやらDやらホンマにもう、と思っていると

「この状態だと高校には入れないわよ」

と来た。

 

 

なるほど。今はエエけど高校入るときにひっかかる、そうおっしゃるわけね。ムスメ、高校に、同じ三種混合パターンで入ってるケド・・と思いつつ、「ウチ、ムスコが高校生のころは、もうアメリカいません。日本帰りますから」と伝えると、「ええ、日本に帰ってもアメリカに戻ってきたら、同じことよ」と

 

伝わってねぇ・・・

 

「えっと、ムスコが高校の時点でアメリカには戻ってきません」

 

というと、「それはどうして?」と来た。

 

「ですので、我が家は一時的にアメリカに住んでまして、というのも主人が会社からですね・・・」

 

こんなとっから説明すんの?と思いつつも一通り説明。ムスコが通う中学には駐在員日本人家族がいないので、いまだこんな事を説明しないといけない。さらに、この3種混合はこのパターンの受け方でドクターも問題ないと言っているので、大丈夫ではないか、とも伝えた。

 

 

で、説明し終わると、「で、本来の受けないといけない分は受けるのかしら?」と来た。

わしの説明聞いてたか?

 

「受けません。」と伝えると、「困ったわ、法律違反よ」と言い出す。

脅す気か?

 

とりあえず、ドクターに電話して再度聞きますから、と言い電話を切った。すぐに病院へ電話すると、「問題なし」との回答。

 

日本からやってきて、アメリカンキッズたちと違うスケジュールで予防接種が進むことを知らない若いナースが、「違うからダメ!」と連絡を入れ、親御さんからの問合せの電話がこの病院にも9月に入ってから何度とある、と。病院から学校へ電話を入れてくれるとのことで、非常に助かった。

 

 

で、結局、ナースが言いたかったことをしっかり調べとこうとネットで情報を集め、結果、ちょっと三種混合マニアになってもうたワタクシ。

 

 

それにしてもムスコ、「注射祭り再び」にならなくてよかった。

今回は助かったな。

 

 

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