こんにちは。
先日のディナー会場は……
四谷四丁目の交差点至近の
イタリアンレストラン「スペッキオ」
ガラス張りの解放感あふれる空間は
気取らず心地よい雰囲気で
温かみに満ちています。
今回はすべてをシェフに一任した
お任せディナーコースを体験させて
いただきました。
まずはシャンパーニュで乾杯。
前回 もご紹介させていただいた、
ここでしかいただけないスペシャルな
一杯で、まずは喉を潤します。
生ウニ・ヒラスズキ・スモークサーモン・海藻
海の恵みと山の恵みがいっしょくたに
なった贅沢な一皿!フルーツトマト
ドレッシングの酸味と甘みが素材の
美味しさを上品に引きたてます。
同店はイタリアワインが多く取り揃え
られているのですが……ちょうど日本
ワインのハナシになったので、こちらを
ご提案いただきました。
中央葡萄酒さんの甲州100%。シュール・リー
製法を採用していて、スッキリとした味わいの
中にも、この品種ならではの「旨み」を感じる
ことができます。この凛とした奥ゆかしさ、
たまりません。
本鮪赤身のカルパッチョ仕立て
今回、マグロが大好物な方がいらっしゃった
ので(もちろん私も大好きです)、お店側の
計らいでこんな一品が登場!わさびを
ちょいとつけてきゅうりをくるりと巻いて
いただきます。イタリアンの枠にはまらず
お客様をおもてなししてくれる柔軟さが
素敵です!
そのうち何やらこんなものまで……
酒袋から自然に滴り落ちる酒だけを集めて
それを三年間にわたり熟成させたという
「濃厚旨口」。仕込みから搾りに至るまで
こだわりにこだわりぬいて造りあげた、
菊姫ラヴァー垂涎の銘酒です!
洗練されたまるみのある酒質と
ゆっくりと育てられたやわらかい
熟成香が心地よく鼻腔に立ち
上ってゆきます。
ホウレン草を練りこんだタリオリーニ
キュットしまった鮮やかなグリーンの冷製
パスタの上には北海道産の毛ガニと
艶やかなキャビアが鎮座しています。
カニの旨みとキャビアの塩味の加減が絶妙。
パルマ産生ハムで巻いたマコモ茸のグリル
こちらは旬の美味しさを大切に、シンプルに
仕上げた一品。食感をほどよく残したマコモ
茸は、一口かじるとジューシーな甘みが
広がります。味わい深いパルマ産の生ハム
がその甘みをより一層引き立てます。
佐賀産ホワイトアスパラのソテー
そしてコチラが同店イチオシというホワイト
アスパラガスのソテー。こんがり色づいた
香ばしいアスパラガスの上にはポーチド
エッグと自家製パンチェッタが。卵にナイフを
入れるとトローリ鮮やかな黄身があふれ
出て、料理全体をまろやかに包みます。
北イタリアワインのトップの座に君臨する
ガヤが産み出すシャルドネ100%、「ガヤ・
エ・レイ」を。熟した果実味に心地よい
タルのニュアンス、そしてしっかりとした
ミネラル感が一体となった貴重かつ洗練
された一本です。
お次は温かいパスタ。フレッシュなトマトの
食感がしっかり残ったトマトソースに、生の
バジルで香りづけしています。シンプルな
素材で勝負するまっすぐな一品。活き活き
としたトマトの酸味、バジルの香りをアル
デンテのパスタにたっぷり絡めていただきます。
さて、メインは上品な牛フィレ肉を。
断面の美しいピンク色が食欲を誘います。
こちらも旬野菜(タケノコ、アスパラガス)に
彩られ、春を感じる一品に仕上げられて
いました。
ワインが残っていたのでチーズ盛り合わせと
料理と美酒の余韻に浸りながら、
心地よい時間はまだまだ続くのでした……
心がホッと安らぐような、素敵な
おもてなしをありがとうございました!
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ご紹介までですが、
セラーの中にあるこんなワインも
見せていただきました。
09 Château Rauzan-Ségla
ボルドーで良く知られている
メドック格付け2級のローザン・セグラ。
シャネルのデザインも手掛けるモードの
帝王、カール・ラガーフェルドによる
エチケットデザインです。
目が釘付けになるほど、魅力的ですが、
今飲むのはもったいない!ということで、
再びセラーへ舞い戻って行ったのでした。
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information
Specchio
新宿区大京町22-1 HAKUYOHビル1F
03-5369-2271