2025年1月1日
理事長  角田 東一


新年明けましておめでとうございます。
今年は、2023年3月1日に東急建設が上郷開発計画の廃止を発表してから2年が経過し3年目に入ります。

ホタルのふるさと瀬上沢基金は、2008年発足以来東急建設と緩やかなコミュニケーションを継続してまいりましたが、今年はその真価を問う年にしたいと思います。

東急建設は、地権者との複雑な話し合いを継続中ですが、一方において放置されてきた開発計画跡地を元に戻す作業を行い、その後の活用計画を作成し、横浜市の都市計画を撤回し市街化調整区域に逆線引きする申請を行う意向のようです。

夢の実現には問題山積で、数十億円の跡地の所有と年間数千万円かかるであろう維持費を、東急自身が持ち続けるか? 民間企業が買い取るか? 横浜市が買い取るか? 保全方法は図師小野路型か? 鎌倉中央公園型か? トトロの森型か? いずれにしても議論の必要があります。

私たちは東急建設と連携し、計画跡地の復元と跡地の活用計画作成に協力し、美しい里山や田んぼの復活、子供たちがのびのび遊べる自然環境、生物多様性の涵養、歴史文化遺産を学べる散策路、思わず散歩したくなるような田んぼや雑木林がある場所、地球温暖化防止など当初の目的に向かって一歩一歩活動していきます。

2025年1月1日現在、瀬上沢基金会員は136名、寄付者15,780名、寄付額 1,216万円となっています。
皆様からの多大なご協力に深く感謝致すとともに、今後もご寄付・会員・イベント等への参加を心からお待ちしております。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。