ピッキングをされやすい地域性について | 帰ってきた防犯設備士

帰ってきた防犯設備士

福よし防犯部は福島県郡山市を拠点に防犯活動を行う組織です。防犯カメラ、電気錠、入退出管理、防犯ゲート、セキュリティシステムなどなんでもご相談ください。郡山地区防犯協会連合会登録。

東京都内の侵入窃盗認知件数では、ピッキングとサムターン回しといった被害が有名です。(都内の各市区別被害件数の増減については警視庁の東京都の区市町村別刑法犯認知状況をご覧ください。)
ピッキングに関してはここ数年でみると、今から十年程前がピークであったようです。警察庁資料による「ピッキング用具を使用した認知・検挙状況の推移」などを確認すると、全国で年々ピッキングによる被害が減少していることは数字を通して理解できます。平成15年にピッキング防止法(ドア開錠に使用する特殊用具類の不当所持を禁止)が施行されたことをきっかけに不法滞在の外国人を集中的に摘発したことなどが背景にあります。
しかしながら、都内の被害状況を確認するとここ最近で再び被害が急増しているようです。というのも、侵入盗そのものの認知件数は昨年同期に比べて減少はしていますが、ピッキングによる手口は増加しているのです。

これらのこともふまえて、被害を受けるものにはある共通点があることを指摘しています。地域によって被害件数に差があるということです。狭く入り組んだ路地が多く車が入りにくい地域、防犯パトロールの目が届きにくい地域などは特に注意が必要です。多くの人が行き交う都心部に比べ、人の数が圧倒的に少ない点、路地が多いイコール曲がり角が多く見通しがきかない点などが、狙われやすい条件となっているようです
$帰ってきた防犯設備士