一人負けとして伝えられることが多い岸田氏ですが、私の見立てでは、今回の総裁選当日に勝利したのは岸田氏でした。

 

自民党総裁戦で党員票であわやというところまで追い詰められた安倍総理ですが、この危機を救ったのは岸田派だったと思います。仮に岸田派が安倍総理を見捨て、石破氏に味方していたなら党員票で石破氏に負けていたでしょう。

 

この根拠となるのは、以下のリンクに乗せています党員票です。

https://docs.google.com/spreadsheets/d/15VcbYgHGzP_49TMhp3ZKxPwdDvPxKN_yapuAeozyd9o/edit?usp=sharing

 

岸田氏の広島県は前回の総裁選では石破氏がトップでしたが、今回の総裁選では、石破氏の6171票に対して安倍氏が15095票を獲得し、実に8924票もの貯金を安倍氏に与えました。これは山口県、東京都に次ぐ、第3位で、他の派閥首領などを大きく超えた成果で、安倍総理は岸田氏に頭が上がらなくなることでしょう。

 

単に広島が人口が多いからというのみではなく、得票率でも、山口県、和歌山県に次ぐ第3位ですから、広島県内の自民党員にとって、池田勇人の縁者という岸田氏の存在がどれほど大きいものか伺えます。

 

ちなみに和歌山は二階幹事長の地元ですから、二階幹事長に対しても安倍総理が頭が上がらない状況になったと言えますし、小泉進次郎氏が投票当日まで態度を明らかにしなかったことで党員票に対して安倍総理にとって負の影響を与えることがなかったことも、安倍総理にとっては幸いでしたが、その分、多くの借りをつくってしまったとも言えます。(神奈川県も得票数では安倍氏がプラス7530票の4位でしたので、小泉氏が早い段階で石破氏支持を打ち出したとしたなら、神奈川県の党員票で当然に負けていたでしょうし、全国にも影響が多きく影響を与えていたのですから、この借りは大きいでしょう。)

 

自民党総裁選当日の勝者は、安倍氏でも石破氏でもなく、岸田氏や二階氏、小泉氏といった面々でした。

 

安倍総理を積極的に応援する人の中に、二階氏や岸田氏を外すという願望を撒き散らしている人もいますが、それがどれだけ滑稽なことかということを示したく、短いながら本日の投稿でした。