松坂桃李君繋がりで。

全く期待していなかった映画なのですが、

これも、バカやってる楽しい男たちの物語です。

 

バンドをしていたけど、仲間と上手くいかない劔くんが松坂桃李くん。

彼がある日、友人から松浦亜弥のMVを友人から教えてもらう。

そこから、劔くんハロプロ対象のヲタク道が始まる。

年齢も様々で、お互いを揶揄しながらも楽しく過ごすシーンは、見ていて笑えました。

 

でも、途中で、バンドを組んだりする件が少々長くてちょっとだけ退屈。

序盤の展開が早くて面白かったからなのかもしれないけれど。

ストーカー騒ぎとかも、よく分からない感じだった(-_-;)

 

でも、アイドルが卒業をするように、彼らも永遠にバカは続けていかれない。

何となくそれぞれが別々の道を生きていくようになった中、

仲野太賀くん演じる「コズミン」だけが、アニメやフィギュアに対象を変えながらも

馬鹿を貫いていたんだけど、そんなコズミンが病に冒される。

 

もう、映画の後半3分の1は、仲野太賀の映画でした。

彼のこういうコメディ要素が強い役は、良いです。

最近熱い男や好感度高めの役が多いですが(笑)

 

仲間がみんなお見舞いに訪れ、それぞれに時の流れを感じて。

バカやって、男たちに愛されて逝ってしまったコズミンでした。

 

「あの頃が良かった」なんて言いたくない。

「いつでも今が『あの頃』なんだよ」

 

時々ちょっとファンタジーだったりする部分があったのが、謎だったけど、

最後に、橋の上で、背中で演技をする仲野太賀と松坂桃李が良かったです。

 

松浦亜弥さん役の子が、似ていてビックリしたけれど、

いやいや、本人使って欲しかった(笑)