問題集を1種類仕上げる生徒と2種類必要な生徒 | 実務家でもなく講師でもなくマニアでもなく

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還暦間近な独身男性が資格検定について書きます。

私は今、個別塾のオーナー&教室長です。


中間テスト中ですが生徒によって問題集の使い方が違います。


問題集を1種類仕上げる生徒は、問題集の左側の基本問題はテスト直前になるとほとんど自分で解けます。


だからテスト直前は右側の応用・発展を中心に教えます。


問題集を2種類使う生徒は、問題集の左側の基本問題をテスト直前でも間違えます。


だからテスト直前でももう1種類問題集を用意して基本問題が自分でできるようになるまで繰り返します。


集団塾は問題集を1種類仕上げることが多いです。


その場合、左側の基本問題がスラスラ解ければよいですが解けないと右側の応用・発展問題も解けません。


従って個別塾の生徒より基本問題、数学なら計算ができない生徒が少なくないです。


資格もそうです。合格した人の多くは1種類の問題集を仕上げるタイプです。


ところが受験生の多くは、合格者の学力(上位20%?)がないのに合格者と同じように勉強します。


そして左側のページの基本問題が理解・定着していないのに、右側のページの応用・発展問題に取り組み、わからない・できないを連発します。


上位30~40%の学力の人は学力が合格者より低いので理解・定着するには、左側の基本問題の数が足りないのです。


そして基本事項を理解・定着しないまま応用・発展問題に進みわからない・できないと言います。


自分を客観的に見て、法学部出身でもなく同業種で働いていないなら、資格取得までお金や時間がかかることは覚悟しましょう。


問題集は複数が望ましいですが1種類でも構いません。


基本問題を繰り返した方が合格しやすいでしょう。