背骨コンディショニング スペシャリスト/作業療法士の鈴木諒です。
運動が必要だと頭ではわかっているけどなかなかできない…
あなたのやる気スイッチは何ですか?
「健康でいるために運動が必要」
これは当然と思ってくださる方も多いです。
でも、頭でわかっていても運動や筋トレがなかなかできない…というお話もよく聞きます。
そのような方に、運動をしっかりと普段の生活で習慣としておこなってもらうために
どう伝えるべきか?どういうサポートをするべきか?
これは運動指導者の大きな課題と考えています。
・筋肉は鍛えなければ落ちる一方
・姿勢よく痛みを出さない身体でいるためには筋肉が必要
こういう話を聞いて、頭では理解できる人は多いはずです。
(※背骨コンディショニングでいうと…
例えば腰痛は、仙骨や腰椎のゆがみで神経が引っ張られて痛み出します。
そして、そもそも背骨が歪んでしまうのは大殿筋や脊柱起立筋といった背骨を支える筋力が不足しているから。
つまり腰痛の根本改善には筋トレが必要だということです)
このような話はリハビリ現場でも毎日のように皆さんにしています。
そのときの反応として
・頭では理解できる
・話の内容は分かります
という方は本当に多いです。
でも実際に生活のなかで運動、特に筋トレを習慣づけておこなえている方は、普段接している方の1割にも満たないというのも現状です。
「頭で理解すること」と「行動すること」
ここをどう繋いでいくか?
というのがこちら側の課題でもあります。
そして、100人いれば100通りの答えがあります。
ここを導く力を、普段の仕事や活動の中で鍛えることを最近は意識しています。
それを諦めずにコツコツ続けることによって、相手の方が普段の生活で運動や筋トレを習慣づけて行えるようになったその時に初めて本当に相手の方に寄り添えた運動指導ができているのではないかと考えています。
以前の私もそうでしたが、正論を相手にお伝えしてもこちら側の自己満足だけであって、相手の方が理解・納得していなければ何の意味もありません。
もちろん腰痛などの痛みの原因をしっかりとお伝えすることは大事です。
筋肉が必要ってこともしっかりお伝えします。
そのうえで、内容を相手の方が本当に理解して
・普段から運動してもらえるためには何が必要なのか?
・やる気スイッチはどこにあるのか?
ここをしっかりと考えていろんな形で相手に伝えようとすることで、その答えに近づいていくのだと思います。
たとえば私で言うと、元々筋トレは嫌いでした。
でも筋トレをやるようになったのは
・仕事で人に指導するから
・運動指導や矯正を続けられる身体でいるため
そして家族を守るためでもあります。
このようなことを最初はモチベーションとして筋トレをスタートさせました。
今は運動や筋トレは習慣なので、特にモチベーションの有無は関係ありません。
この「頭の理解」と「行動」を結びつけるやる気スイッチのようなものを、相手の方の生活や性格、身体の状況などを含めて常に考え続けて、自分の指導力を磨き続けていこうと思っています。
もしあなたのやる気スイッチがあれば教えてほしいです。
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