背骨コンディショニング スペシャリスト/作業療法士の鈴木諒です。

 

 

肩が痛い時、湿布や痛み止めの薬だけで対処してませんか?

 

 

肩の痛みは高齢者に限らず、10代20代と若い年代でも悩んでいる人も多いです。

どうして肩の痛みが出るのか?

 

 

まず肩の構造について簡単にお伝えします。

 

 

肩は身体の中で唯一、360°自由に動きます。

その分、とても不安定なので周りの筋肉や靭帯で支えています。

 

肩は肩甲骨や鎖骨、上腕骨(腕の骨)から成る関節です。

 

 

 

 

肩の歪みで多いのは「巻き込み」です。

 

仙骨が後ろへズレて背中が丸くなる(いわゆる猫背)と、姿勢のバランスをとるために肩が前に巻き込んでしまいます。

頭も前にいくので、支えるために頚椎も歪みます。

 

これを代償姿勢と呼んでいます。

 

 

肩や背中の筋肉が弱いと背骨や関節を支えられなくなり歪みが生じて痛みにつながってしまう…

何となく想像できますよね?

 

 

 

 

肩が痛い時によく聞くのが「四十肩・五十肩」

40代・50代になると痛みが出る人が多いのでそのような名前で呼ばれていますが、疾患としては「肩関節周囲炎」といいます。

 

これも決して40代になったから、50代になったから痛みが出るわけではありません

支える筋肉が弱くなって肩が巻き込んでしまい、筋肉の腱が引っ張られた状態で使い続けることで痛みや炎症を起こします。

 

 

そのまま適切に対処せずにいるとますます悪化していき、腱板損傷…

ひどくなると腱板断裂が起こり、手術が必要になる場合もあります。

 

 

そうなる前に!痛みが出たら

なるべく早い段階で体操や筋トレで改善する

ことが望ましいです。

(炎症がひどい場合には、炎症がおさまってから運動することをオススメします)

 

 

「痛かったけど放っておいたら良くなった」

という人もいますが、決して改善したわけではありません。

 

歪んで神経の異常を起こした状態に身体が慣れた(馴染んだ)だけであり、腱も引っ張られたままです。

 

その状態で何かしら負担がかかると、腱が損傷・断裂してしまうリスクも高くなります。

 

 

もう一度言いますが…

放っておいても良くなりません!!

 

 

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では具体的に何をすればよいのか?

 

まずは歪んで固まった背骨や関節を体操でゆるめます。

ここでは胸椎や肩をゆるめる内容をご紹介します。

 

 

【体操】 目安は30回で毎日やってOKです

<胸ひらき>

 

 

 

<肩ゆるめ>

 

 

 

<腕つかみ肩ひらき>

 

 

 

いかがでしょうか?

 

特に「肩ゆるめ」や「腕つかみ肩ひらき」は座っても立っててもできるので、家事や仕事の合間などスキマ時間に少しずつ取り入れて日頃から取り組むことをおすすめします。

 

 

そして背骨コンディショニングで一番大事と考えている筋トレですが、ここでは背中や肩を鍛える筋トレをご紹介します。

 

 

【筋トレ】

<ハイエルボーローイング>

 

 

 

<リアデルト>

 

 

 

この2つは私も普段から実践して習慣になっているものです。

 

筋トレは、基礎トレーニング期では10回がキツイと感じる負荷を連続3セット、週2回コツコツ続けることで少しずつ筋肉がついてきます。

肩の痛みがある方は、今ご紹介した体操や筋トレをぜひ試してみてくださいね。

 

 

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◆自分の状態に合わせてもう少し具体的に運動指導を受けたい

◆背骨矯正を受けて歪みを整えたい

 

という方は、ぜひ一度私のパーソナル指導・背骨矯正にいらしてください。

背骨コンディショニング独自の手技による背骨矯正を受けることで、より効果的に改善に向かうことができます。

 

 

 

 

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