背骨コンディショニング スペシャリスト/作業療法士の鈴木諒です。

 

 

腰痛、膝痛、肩こり、頭痛…

身体の不調って色々ありますし、程度も人それぞれですよね。

 

 

この「不調改善シリーズ」では、不調改善を目的とする今までの医療理論に無い運動プログラム「背骨コンディショニング」の視点から、そしてリハビリの国家資格である作業療法士として10年以上の経験も踏まえて、

 

●なぜその不調が起こるのか?

●背骨コンディショニングで考える改善方法は?

●具体的な体操や筋トレのご紹介(動画)

 

をお伝えしていきます。

 

ご自身の不調改善も当然ですが、ご家族やお友達など不調でお困りの方にもこの記事をお伝えしてシェアして頂ければ嬉しいです。

 

 

 

さて、記念すべき1回目の内容は「腰痛」です。

 

 

日本では約2,800万人が腰痛に悩まされていると言われています。

 

「現代病」や「国民病」などと言われますが、なぜそんなにもたくさんの人が腰痛を抱えているのでしょうか?

 

 

「腰痛」と聞くと椎間板ヘルニア脊柱管狭窄症すべり症などを思い浮かべる人も多いかと思います。

 

 

結論からお伝えすると、背骨コンディショニングでは腰痛の一番の原因はお尻の筋肉である

大殿筋の筋力不足!

 

と考えます。

 

 

しかも、腰痛は薬や手術ではなく

運動で改善します!

 

 

…えっ?運動で?

痛い時は安静にして湿布貼って、痛み止め飲めばいいんじゃないの?

 

と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

ですが、骨折や外傷など明らかな原因が無ければ運動で改善します。

(骨折や外傷などによる腰痛は背骨コンディショニングの対象外です)

 

特に筋トレは必須です!

 

 

 

ではもう少し具体的にお話します。

 

皆さん背骨や骨盤はわかりますか?

骨盤の中心に背骨の土台である「仙骨という骨があります。

 

その上に腰椎(腰の骨)が5個、胸椎(背中の骨)が12個、頚椎(首の骨)が7個

そして一番上に頭蓋骨が乗っています。

 

↑後ろから見た骨の大まかな絵です。オレンジ色に塗っている骨が背骨の土台「仙骨」です

 

 

背骨コンディショニングではこの背骨の土台である「仙骨の位置」が特に大事と考えます。

 

仙骨が歪むことで姿勢のバランスをとるために背骨全体も歪み、そこから出る神経の流れが異常を起こして痛みやしびれなど様々な不調が出ると考えます。

 

 

 

現代医学では

・仙骨と腸骨(お尻の骨)の間の「仙腸関節」は動かない(動いても数ミリ)

・神経は圧迫されて痛みが出る

 

と言われていますが…

 

 

背骨コンディショニングでは

仙腸関節は動く(しかも数センチ単位で)

・神経は引っ張られて異常を起こす

 

と考えます。

 

 

腰痛は仙骨や腰椎の歪みでそこから出る坐骨神経が異常を起こすことで生じます。

仙骨が歪む一番の原因は大殿筋(お尻の筋肉)の筋力不足です。

 

 

↑仙骨を正しい位置で支えてくれる「大殿筋」

 

 

つまり根本的な改善には

大殿筋を鍛えて骨が歪まないようにすることが必要です。

 

 

そして背骨や関節は歪むと徐々に固まってしまいます。

神経も引っ張られ続けると硬くなります。

 

それらを体操でゆるめ、歪んだ背骨や関節を手技や自分でおこなえる体操によって矯正します。

 

 

そうして日頃から身体を整えてこれ以上悪化しないようにして、週2回の筋トレをコツコツ続けて筋肉がつくのを待つ。

 

こうすることで少しずつ改善していきます。

 

 

 

では具体的にどうすればいいのか。

 

ここからは腰痛で悩んでいる方にぜひ試してほしい体操や筋トレを動画でご紹介していきますので、参考にして一緒に動いてみてください。

 

※各体操の目安は30回(30往復)です。痛みの無い範囲で無理なく動いてください。

体操や筋トレは全てご自身の責任の範囲内でおこなってください。

 

※骨折や外傷、妊娠中またはその可能性のある方は対象外ですので、ご紹介する運動はおこなわないでください。

 

 

【体操】

<足まわし> 仙腸関節をゆるめる

 

 

 

 

<上体たおし> 仙腸関節、腰椎、股関節をゆるめて矯正する

 

 

 

 

<仙骨ユサユサ(仙骨枕もしくはタオル使用)> 仙骨を矯正する

 

 

 

 

<腰椎ゆりかご(仙骨枕もしくはタオル使用)> 腰椎を矯正する

 

 

 

 

いかがでしょうか?

これらの体操を行っただけでも腰が軽くなったという人もいるかと思います。

 

この体操は毎日おこなっても大丈夫です。

 

目安は30回ですが、心地よく痛みが無ければ何回やっても良いです。

 

 

 

そして一番大事なお尻の筋トレがこちら。

 

 

【筋トレ】

<バックキック> 大殿筋をきたえる

 

 

 

筋トレは「10回がキツイ負荷を3セット、週2回おこないます。

毎日ではやりすぎですので、バックキックに関しては週2回の頻度を守ります。

 

 

筋肉はすぐにはつきません。

ですが強度(負荷)や頻度、種目を適切に続ければ何歳になっても筋肉は発達します!

 

 

今からでも遅すぎるなんてことはありません。

 

 

 

今回は「腰痛編」ということで、背骨コンディショニングの理論や体操などをご紹介しました。

 

 

私は作業療法士として10年以上の経験もあり、実際のリハビリ現場でも腰痛持ちの方をたくさんみてきました。

 

その中でも背骨コンディショニングの理論で対応して矯正も行うと改善する方が本当に多いです。

 

 

今は腰痛が無くてもこの記事の内容は予防として役立ちます。

 

始めにもお伝えしましたが、ご自身だけでなくご家族やお友達など周りの方々にもこの記事をシェアしてくだされば嬉しいです。

 

 

このシリーズは様々な不調についてお伝えしていきますので今後の内容にもご期待ください!

 

 

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また、私のパーソナル指導ではこのような体操や筋トレの指導に加えて歪んだ骨を直接手技で矯正しますので、より早く改善に向かうことができます。

 

 

ご自身の状態に合わせて

・もっと具体的に体操を知りたい!

・背骨矯正を受けてみたい!

 

という方は、ぜひ一度私のパーソナル指導・背骨矯正にいらしてください。

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