ひとりで歩く | 丸慕浪漫日記

丸慕浪漫日記

お暇なぁ~ら見てよね(≧▽≦)

あれから早くも1週間…寂しくても時間だけは過ぎてゆく。

相変わらず相棒のいない空間に以前と同じように語りかける。

 

前から時間は無駄にあるのだけど、やる気が出ない。

TV観ても酒を呑んでも何か楽しくない。

唯一の救いは高校野球がやっている事。

昨日は仲の良い従弟も在籍した野球部が甲子園で戦っていた。

延長戦に突入。今までなら散歩に行かなくてはならない時間。

行かなくても良いと行く必要がないでは大きな違い。

 

今日の夕方は思い切って散歩する事にした。

いつもの海までの散歩道、さっそくお声がかかる。

「犬はどうしたのよ?」『死んじゃいました』と小声で返すのが精一杯。

チャッピーは仔犬の頃から愛想が良く、みんなから声かけられる。

その度に寄って行っては笑顔を振りまく。だからみんなに愛されていた。

生前、用事で今日みたいにひとりで歩いてても「チャッピーは?」と訊かれた。

要は僕とチャッピーはみんなから見るとペアだったんだな。

 

涙こぼさないように歩き缶コーヒーを買う。海へと続く地下道、海が見える。

いつも休憩した岩に腰を下ろす。

煙草に火を点け缶コーヒーを飲む。何かが足りない。

少し風はあるが暖かな夕方。ひとりで歩くとどうしても足早になり汗ばむ。

同じ道のりでも『神社の桜はまだだね』とか『お友達来るかな?』

会話しながらの散歩は楽しかったなぁ。

 

どうやら涙しないで、ひとり歩くにはまだまだ時間が掛かりそうです。