WOWOWで視聴した映画の感想です
☆あらすじ☆
牧師のソクホとその妻ヒョヌは長男ハンビョルが近くの池で溺死し、今は教会で子どもたち3人と暮らしていた。ハンビョルを亡くした悲しみから逃れるかのように、夫妻は新たに施設から少年イサクを養子として迎え入れるが、子どもたち3人は彼とまったく打ち解けようとしなかった。イサクは病により視力が低下していたが、時折、誰かの姿が見えると言い出す。夫妻や子どもたちがおびえるようにそちらに目を向けても何も見えず……。
(WOWOWより)
2022年の韓国映画。
あらすじで気になって鑑賞してみました。
長男を池での水難事故で亡くした牧師の夫とその妻、そして3人の子ども達の一家。
そして夫婦は新たに児童養護施設から弱視の少年イサクを引き取ることに。
しかしイサクは家の中に家族以外の誰かの存在が視えると訴える。
そしてそれは亡くなったハンビョルだと言うのだが…。
というお話。
養子を引き取ったことで巻き起こるホラーといえば『エスター』のような展開を想像していたのですが、方向性は思っていた感じと違いました。
長男が池で亡くなった出来事の真相と、この一家が抱える歪みが徐々に明らかになります。
どちらかというとホラーというよりもミステリーのような…ホラーな要素もあるといえばあるのですが、終始この家族に漂う薄気味悪さが印象的。
誰がおかしいのか?いや、誰もがおかしいのか?
つまらなくはないのだけど、結局ホラーともミステリーともどっちつかずな感じ。
牧師設定もあるのだから宗教色を濃くするとか、方向性をもっと明確にした方が良かった気がしますね。
ところどころな部分もあり。
皆色々抱えてるのね…とは思いましたが、終り方もなんだかスッキリとはしない感じでした