数千点の品揃えより、、、 | カーテン屋おおいしの日記

数千点の品揃えより、、、

先週初めて、〇〇〇渋谷公園通り店に行きまして。

最初は、「どれどれ見てみるとしますか」なんて
上から目線で足を踏み入れたものの

フロアを上がるたびに、口をついてでたセリフは
「ナニコレ可愛い」

そしてついに、「お値段なりなんじゃないの~」という慢心した私の心は
カーテンコーナーで、打ちのめされることに。

ある、ある、結構いいの、あるじゃない!

私がもしも、カーテンのことなんて何も知らなくて
初めて一人暮らしをする、若くてかわいいOLだったなら、

もう「これがいい」と思ってしまうカーテンがいくつもある!

ところが、私はカーテン屋をウン十年もやってるし、若くもなければ
かわいくもないので

げっ、これあれにそっくり!
えっ、あのメーカーのじゃないの?デザインだけじゃなくて刺繍も一緒だ!
そんな~(悲鳴)海外ブランドのあのデザインまである~
もうヤダ、ひどい~
と色んな思いが頭ン中を駆け巡ってしまい、
OLさんのふりして、購入することはありませんでしたけど。

知らなければ買っていた。
かわいい、もうこれでいいじゃんを連発してた。

気が付けば、ずいぶん長い間カーテンコーナーにいた。
そして、周りを見渡せば、お客さんが結構いた。

がっくし。
とても疲れた。

なにが凄いって、研究してるのが凄い。
ちゃんといいもの分かってるじゃん。作れるんじゃん。(じゃあなぜパクる?)
んもう。





といのが先週で、あれから気分がふさぎがちになっておりました。
どうせ、みんなあれでいいんだ。

もうワタシにはカーテンの価値がわからない・・・。



ところが、今は復活!とっても元気です!



何があったのかというと、
パクリじゃない、本物の方をみていて、自分の鼓動が高鳴なるのに気が付いたんです。
やっぱりいいものはイイんだと。
血流が良くなり体温が上がり、健康になれるのです(うそ)

なにそれ、当たり前?
そうなんです。
そんな当たり前のことに、あらためて気づいたんです。

 

たとえるならば、

なんちゃってコピーの方は、もう出なきゃいけない
時間がないっ!何着ていこう、いいやもうこれで!

てな感じ。

後者は、よし今日はあれを着よう~
でもって、靴はあれで~
スカーフは質感を合わせるか、さし色を選ぶ?
いつもはしないアクセサリーも選んじゃおう~帽子はどれにする?
てな感じで、気持ちの上がり方が、全然違うのだ。

寝坊して会社に行くのと、休日のお出かけくらい気分がちがうのです。


興味ない人には、全く響かない内容でしょう。
でも、そーだそーだ、そうなんだ。


自分は、波長があうもの、感情が動くものが・欲しいんだな!
とあらためて、納得。
なんでもいいと思っても、きっと買う段になったら、迷って買えないんだろうな。


そして、もっと言うと、それは人も一緒で
波長があうひと、話しているとモチベーションが上がる人と、一緒にお仕事したい。
同じサービスなら、そういう人に頼みたい、と思ってしまうんだな。




いやいや、〇〇〇から思索してしまったわ。
そして自分、立ち直りが、あっという間だったわ。