エレキの電源ケーブルの接続方法 蝶ナット及びコネクター編 | フラーのエレキメンテナンス note
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エレキの電源ケーブルの接続方法 蝶ナット及びコネクター編

気がつけば更新が8月下旬で止まっていました。

久しぶりの更新なので改めてお伝えしますが

あくまでも弊社としての考え方なので

お読み頂けたユーザーさんは記事を鵜呑みにせずご自身で精査し、

情報として受け止めて頂ければ幸いです。

 

さて、途中だった電源ケーブルblogの続きです。

ポピュラーな接続方法であるボルトナット及びコネクターについてです。

 

先日もお客さんからご質問頂いたエレキの延長ケーブル接続ですが

疑問に思われているユーザーさんも多いと感じたため

ご質問された時に弊社の考え方としてお伝えしている事を

こちらに記載しておきます。

 

最近見かける事の多くなった接続方法。

 

初めてお客さんにご相談された時、外れないように固定するロック機能が無く

「手で引っ張って抜ける」

それぐらいの力でしか接続していない事に驚きました。
 

バスボートに乗られている方なら耳にした事もあると思いますが

バスボートは走破性に優れている為、走行中の振動が激しいです。

ゆえにバッテリーの接続が簡易的な物で接続されていると

振動で緩んだりしてしまい電圧が安定しなくなりECU(コントロールユニット)の故障原因になったりしていました。

エンジンに比べてエレキは機械としては簡素ではありますが立派な電気製品(機械)です。

電気機器は安定した電力を確実に供給し使用する。

この事に尽きると考えています。

ゆえに簡単に外せる物(接続方法)は使用するにあたり環境が変化した場合、

適正な電力供給や電圧安定などの観点から

今でも信用していません。
それは電源ケーブルをバッテリーに取り付ける時、蝶ナットでしっかりと固定しますよね?
それは適正な電力の供給や接点不良で配線が燃えるなどのトラブルが起きないように

確実に固定しなければならないためです。
そうでなければ初めから簡易方式で良いはずですから。

 

燃えた端子。

左は抜けてしまった端子。

カシメが上手く施工されていません。
右は適正な工具でカシメられた端子。

しかし残念ながら屋外で使用する為の防水加工は施されていません。

 

簡易的な物でも取り付けたままであれば接触面(接点)が変化する事は無いと考えられますが

脱着を繰りかえした場合、引っかかる接点が磨耗する可能性が高く

磨耗した場合、電力供給に必要な接点は減ってしまいます。

脱着可能な部品は定期的に交換をしなければ新品同様の電力供給は行えないと考えています。

もともと簡易的に外せるようにするのは安定した電力を継続的に供給する事よりも

脱着を優先(目的)とした部品であり、
屋外での使用による錆びなどの環境変化によって生じる電気効率低下などは考えていないものと認識しています。

 

 

そして昔ながらのこのタイプは専用工具が必要無いため一番多い取り付け方法かもしれません。

しかし錆びや緩みで接触抵抗が増えてしまうことがあります。

エレキの電源延長配線の接続トラブルは今に始まった事ではなく

以前から配線の接合部が溶ける、燃えるなどのトラブルは多くありました。

それは接続箇所である為、仕方のないことなんですがきちんとした部品、

施工、点検を行えばほとんど回避できるはずだと考えています。

とは言え接点がある以上接触抵抗(電気ロス)や点検を怠った時のリスクは無くなりません。

 

加工を行う場合など全てにおいて言える事は

その製品や取り付け方法の特徴及び特性をよく理解し、正確に施工し、

きちんと機能させる事だと考えます。

エレクトリックモーターとは「屋外で使用する機械」である以上

自然の中で使用する事による環境変化によって発生する

故障原因になるであろう可能性は極力少なくする事が必要で

接続箇所などは最低限防水加工を施さなければならないと考えます。
でなければトラブルの原因になる余計な加工でしかないからです。

 

対面ではないので改めて誤解のないようお伝え致しますが

今まで多くのエレキ修理などを行い、その症例と対峙してきた事例を基本にした見解であり

これら全ての製品が良い物とか悪い物と言うものではなく(よほどの粗悪品や用途を間違った物でない限り)

使用環境、用途、施工、点検、など様々な事を鑑みて

「弊社では推奨していません」

と言うことを改めてお伝えさせて頂きます。

 

何かを使用する時、

使い方、方法、必要とするものが個人個人違う為、

全ての人に良いものとして当てはまる物など無いと思っています。

その事を前提に溢れる情報に惑わされる事なく

「自分にとって必要な物かどうか?」
購入する前に今一度精査していただく事をお勧めします。

せっかく働いて稼いだお金を趣味とは言え無駄な買い物に使う必要はないですからね。

 

釣りをする時にエレキを快適に使用する。

それはとても簡単な事。

極力トラブルが起きないようにする事が一番大切だと思っています。