羊男のクリスマス | わっしー様の有難きお話部屋

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半ヲタわっしーさんが、バイトしてるヒマな本屋の話をしたり、ゲームやマンガをダメ出ししたり、ヘタ絵やぶっ壊れたマンガを掲載したりと、もりだくさんで内容は薄いブログ。

今日も寒かったので、ホッカイロ貼りましたわっしーです。




昨日は本を返却して、違う本を借りてきました。





羊男のクリスマス/講談社
¥1,733
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ふしぎな図書館/講談社
¥1,500
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羊男つながりか。




不思議な図書館はノリで借りてきた。

メインは羊男のクリスマス。




借りるいきさつは12月6日までさかのぼります。

わしが東京に行き、大きな本屋さんに行って姉の買い物に付き合っていたときです。

クリスマスの絵本コーナーみたいなのがあって、大きな本があるなあとぷらぷらしていました。

そのとき、借りていた「モモ」も置いてあったので、ああ、いいなあ、岩波の本が置いてあるよ……と眺めていました。

その「モモ」の隣にあったのが「羊男のクリスマス」。

一応手に取ってぱらぱらめくる。そういや、図書館のムラカミさんのとこにあったなあと。

ずいぶん古い本なのに、この本は閉架書庫に入っていなかった(大抵入ってるのはエッセイなんだ

閉架はいちいち言わなくちゃいけないからめんどくさいんだけど、フツーに借りれるなら今度借りてみよう、ということになって本屋さんは終了しました。



そういういきさつがありました。

図書館に絵本がささってなければ興味も持たなかったに違いありません。

全ては偶然です。

図書館に絵本が閉架じゃなかったから、本屋にどっさりと積んであったから、理由はそれだけ。



もっと言えばエッセイ本を読まなければ興味なんてとんとなかったかもしれません。

今年の6月ごろ、仕事場で休憩中ヒマだからなんかないかなあとぷらぷらしていて、そういや1Q84も読んだけど、エッセイなんざ読んでねえなあ。ぼちぼち売れるエッセイだから、めくってみようかな、という理由。

読んだらハマってしまって買ってしまったんだけど……。



もっともっと言えば「1Q84」を読まなければ興味なんてぜーんぜんなかったんです。

まさか、1Q84があんなに売れるとは思ってなかったんです。

電話注文がつながらない、ええい、しょうがないFAXだ!全然補充こねえ!!という具合の本なのは、わしが覚えている限り、「世界の中心で愛を叫ぶ」と「いま、会いに行きます」だけです。全然重版しないし電話がかからない。

もっとも、だからと言って読むか、と言われれば、読みませんよ、フツー(小説読むの嫌いだから


そこに当時いたEさんが、知り合いの方から譲ってもらった1Q84を持っていて、「もしアレだったら読んでみる?」ということ。自分から読みたいと言ったわけじゃなくて、半分は義理のようなものでした。

うーん、まあ、あんだけ売った本だし……一応読んでみようかな……とページをめくり、何回か挫折してようやく3か月後ぐらいに2冊読み終えたんです。



それで終わりじゃなく、それから震災が起きてしまいました。

そのときのことはブログでもアップしてあるんですが、震災後数日で店に入ったとき、返した1Q84をEさんが店に置きっぱなしにしていた。

いつここに戻れるかわからんし、また地震が来て本がボロクソになっても困るな……ということで、時間はたっぷりあったからEさんの家までヒイヒイ言いながら自転車で返しに行った記憶もあります。

たかだ2冊の本のために坂道をなんで上ったんだろう……と思うけど、中身はどうあれ自分が読んだ本に違いないから……というただの愛着のためでした。




そんなわけなんです。

全ては偶然なんです。

自分が決めたわけじゃないです。

大抵、面白そうだなって自分が選んだ本は楽しくありません、それはゲームもいっしょです(悲しいな…





で、長くなったけど「羊男のクリスマス」。


面白かったです。

絵本だけど大人のための絵本。

そもそも羊男ってなんだよ、という感じで(そういうと色々つっこむところがあるな

ページもあんまないので、昨日のうちに合間合間に読んでたら読み終えてしまった。



これ、家にあってもいいっすね。

これこそクリスマスにふさわしいような……これで25日、聖羊上人様をあがめればよかったか……注文した本はふさわしくないわけではないけれど(中身はどうだか

買うんだったら帯つきがほしいなあ。

やっぱ買うなら絵本サイズで文庫よりそっちのほうがいいのかなあ。



不思議な図書館はまだ読み始めたばっかなんでなんとも言えないけど、絵入りなのがまたいいです。

絵がないと読む気を失う人間なんで(子供か

想像力が乏しいから、絵もないと色々困るんです。はて、これは何を言ってるんだろう……とか(そこは作家さんの技量なのかもしれないけど、それもわかれないほどだから



「風の歌を聴け」も今日ようやっと読み終えた。

事実をたんたんと述べている部分も多いしそれじゃないのも多いけど、難しく考えないで読める本なので1冊あってもいいかなあ……とか。




まずいですね、ムラカミさんの著作を買い込むハメに陥るのか。

買うのはエッセイだけだと豪語してたのに。

最初に1Q84なんて読むからこんな回り道を……って読まなきゃ興味のひとつも湧かなかったくせに。