マンガやゲームを見てると、必ずと言っていいほどボケ老人ってのが存在するんですね。
例を挙げてみましょう、わしが今現在やってるゲーム、ペーパーマリオRPGから。
ある村の村長さんは耳が恐ろしく遠いのか、マリオだと名乗っても「マニオ」としか聞こえず、選択肢も「マニオでいいです」と半ば投げやりの選択肢まで現れてくる始末。
と思えばどこぞの集落の長老である婆さんは、マリオのことを「マリコ」と呼び、ピーチ姫にいたっては「ピンチ姫」であったりする。
で、そんな老人とのボケボケなやりとりは現実にはないと思いながら過ごしてきましたが、これを昨日体験してしまったので紹介いたしましょう。
本屋の常連さんであるじいさんがいるんですが、かなり歳なのか耳は遠いし言葉も不明瞭で聞き取り難いのでありました。
で、そのじいさんが買うまでも色々と聞き間違って変なことやらされるハメに陥ったのですが、そんなことは小さなことなのであえて話しません。
で、じいさんは川柳を趣味でやっているらしく、何かの会に所属しているようでした。
持っていたバッグには、仲間と一緒に撮った写真つきの色紙が入っていました。
「これは何年前のかなぁ~」と言ってましたが、色紙の下には「1999年3月」とくっきり書いてあるのでした。
そこでわしは「うーん、8年前ですねー」と答えてあげる。
じいさん曰く「えぇ?7年前?(しちねんまえ)」
わし曰く「8年前(はちねんまえ)です」
じいさん曰く「そぉかぁー、しちねんまえかぁ~」
「…………」
もう反論できなかった……。
8年前が正しいけど、じいさんは7年前でもどうでもよいとな……。
あえて修正する気にはなれずに笑いたくてしょうがなかった……。
「マニオでいいです」状態になってしまった。あのときのマリオの気持ちがよくわかった気がした。
というわけで、老人とのボケボケなやりとりは存在するのでした。
そんなんあたり前だろとか言われても、体験したことなかったんでね……ハイ。