私が勉強させて頂いたり御世話になっている色んなユーチューブのサイト分類を続けているが、今回はその4回目。

 

3.無農薬・無肥料・無耕起栽培

(2)協生農法 ムー農園の野人ムーさん、原人こと船橋博士:

私が最初にTBSの番組で初めて観た時は、福岡正信氏の自然農法の事かと思ったが、あとで別物と判った。詳しい定義は私には少し難解だが、要は無肥料・無農薬・無耕起という自然農法をITと融合させ、ソニーコンピューターサイエンス研究所がAIを用いて、混植による植物の生命エネルギー最大化を目指し、農業経営をなり立たせようとするものと理解している。私も先ずは協生農法を実感してみたいと思い、最小単位モデルとして提唱されている「シネコポータル」の区画を作って実験栽培を開始した処だ。ユーチューブでの協生農法のビデオは未だ少ないので、TBS番組での紹介ビデオを貼り付ける。

ユーチューブよりも、開発者野人ムーさんのアメブロ「野人エッセイす」が最も詳しいが、2008年から続くブログなので、とても全ては読み切れない。以下はブログのテーマ別一覧。

 

(3)菌ちゃん農法 吉田俊道氏:

そして最後は私が今一番ハマっている菌ちゃん農法。無肥料・無農薬という点では自然農法のイメージだが、ビニールマルチを使ったり、糸状菌のエサを人為的に与え続けたりするので、開発者の吉田俊道氏は少し遠慮気味に、自然農法ではないとされている。私は過去1年の経験で、畝を仕込んでから僅か3ヵ月待つだけで、肥料を全く与えなくても元気な野菜が育つ事を実感し、糸状菌・窒素固定細菌が共生して、空気中の窒素を最適量の肥料として取り込むというメカニズムが、しっかりと働いている手応えを感じた。又有機栽培ではカボチャ・ジャガイモ・スイスチャード他の野菜で虫や病気に少なからず悩まされたが、菌ちゃん農法では肥料を使わないので、虫が寄り付き難く病気にも強い様で、農薬無しでも殆ど困る事はなかった。

 

以上4回に渡って家庭菜園の役に立つユーチューブをジャンル別に整理してみた。1年半前に家庭菜園を始めた時に比べると、随分多岐に渡って知見を広める事が出来たし、野菜作りの楽しさと奥深さに出会えたのは、ユーチューブのお陰が大きい様に思う。現代の情報化デジタル社会は、確証バイアス、SNSでの誹謗中傷、生身の人間の触れ合いの減少等々マイナス面は多々あるが、プラス面も矢張り大きい事を再認識させられた。但し便利さを知った上では、此れに頼り過ぎるのはマイナス面を制御できなくなるリスクと裏腹、という認識も更に重要になるのだろう。