16年前、赤穂市に耐火煉瓦を使った35坪程度の集会所を造った。
というか設計・監理した。20㎝厚特殊耐火煉瓦を使っての最初の
公共建物だった。以前の集会所は、新幹線工事に使用されていたプ
レハブ現場事務所の払下げだった。建物の老朽化に伴い新築するこ
とになった。住人の方は、長期に渡って使用でき、町のシンボルと
なる建物を希望された。結果、煉瓦積の新たな集会所が出来た。役
所の定年間際の検査官が「長い間、役所勤めをしてきたが、このよ
うな建物の竣工検査に立ち会ったのは初めてです!」と感慨深く語
られたのが昨日の事の様に思い出されます。新集会所は「改真舎」
という名で地元住人の方の憩いの場となっています。2年ほど前
立ち寄ってみましたが、建物に深みが増してきた様に思いました。
100年、200年と生き残って欲しい建物です。
耐火煉瓦建築の安全性については「森のれんが教室ーユーチューブ」
耐震実験動画で確認することが出来ます。是非ご覧下さい。
改真舎の正面写真(20㎝厚耐火煉瓦7500本積)
北西写真
東側写真