今年2月、ジャズピアニストのチック・コリアが亡くなった。享年79歳だった。

思い出すのは1972年、行く先々のジャズ喫茶で彼の「リターン・トゥー・フォーエバー」

と言うレコードが頻繁にかかっていた。、チャーリー・パーカーのサックスに衝撃を受け、

1940年代のビーバップに夢中だった私は、コリアのレコードなど聴く余裕もなく、理解

しようとも思わなかった。この頃からクロスオーバージャズがやたら持てはやされる時代

になって来たように思われる。

最近、あるレコードショップでこのCDを見つけた。なぜか手が伸びた。それからは車内、

仕事場でやたら聴くようになった。50年前の音楽が今は素直に聴けるようになった。

チックの音楽は遥か先を走っていたように思われる。

 

       CD「リターン・トゥー・フォーエバー」