今週仕事と雨のため鹿本の練習が出来なかった。
熊本市内の練習は、2日出来たが、トレセン・インフルエンザが重なり人数は今年度最少の5人だった。
月曜日、子供達のモチベーション低いだろうなぁと思いながらグラウンドへ。
完全に良い意味で裏切られた。
マナトとジエイは2人でせっせと準備をやってくれて、その後来た4年もスムーズに練習に入れた。
グラウンドに入る際の挨拶も大きな声で気持ち良かったな。
入りがいいから練習もビシッとしまる。
こっちが声を出せとか激しくやれとか言わなくても目の前で繰り広げられる熱い練習。
いいね~!
水曜日、さすがに2日連続良い状態を求めるのは無理かなと思いグラウンドへ。
熊本市内も鹿本も2日連続って今までなかった。
俺が求めてるものってほんのちょっとずつの積み重ねなんだよね。
練習の準備にしても「○○は今日どうしますか?」って聞かれて「練習の時はそれ絶対出してね。」って伝える。次回の練習の際に同じ事を聞いてくる。
練習中、前回やったことを再度おさらいする。最初は忘れてるだろうからと声をかけ修正させるが、また同じミスを繰り返す。明らかに技術的ではなく、考えようとしないでやってるミスが目につく。
並び方なんてのも毎回、毎回注意し、ブラジル体操の時も「声出せ」って言って倍以上の声がでる。
なんで最初っからやらないんだよ~って心の中で嘆いてる俺がいた。
そして返事も返ってこない。
他のチームが聞いたら笑うかもしれないけど、うちのチームの現状ってこれなんだよね。
だから正直限界感じてる部分あったし、うんざりしてた部分もあった。
でも水曜の練習は違ったね。多分外から見てた保護者は違いに気づかなかったかもしれない。
でも俺は嬉しくて嬉しくてしょうがなかった。
自ら考え行動する。下手でもいい、ミスしてもいいから必死にやる。
一生懸命、本気でやってたら声を出そうとか思わなくっても自然に出るもんなんだよね。
そして声以上に気迫が伝わってくるんだ。
バチバチの攻防、ボールを失った後に見せた意地のスライディング。練習の中からも感じ取ることの出来た「負けたくない!」の気持ち。
これを繰り返すことによって頑張るって事が当たり前になり、頑張ってる自分が練習でも負けることを許せなくなり、それを乗り越えた時に本物の自信を手に入れれるんだと思う。
試合でよく聞く「メンタルの弱さ」なんていう都合の良い言葉は聞こえなくなると俺は思う。
もちろん俺も怒鳴る事なんかないし、俺の目を気にしながらプレーする選手なんて一人もいなかった。
カナタが練習後に言った「今日の練習は自信になった。」っていう一言。
見てた俺も5人全員が何かを掴んだのが実感できた。
これが俺の言ってる強くなるための積み重ねだ。これを続ければきっと輝ける。
それを改めて気付かせてくれたマナト、ジエイ、カナタ、リュウタロウ、ユウシンに感謝してる。
また頑張ろうって思えた。
2日連続やれただけのちっぽけな満足かもしれないが俺は嬉しかった。
帰って普段飲まないビールまで飲んだ純粋に嬉しくて。
さぁ、子供が頑張ってるのに俺がやらない訳にはいかない。もう一度気合い入れなおして頑張ろう。