そんなわけで

不慮の事故により

冷凍庫(大型)内の

食材をすべて

解凍してしまった我々です。

 

ボイラー屋さんに補償を

お願いすることも

考えたんですけど・・・

 

このボイラー屋さんとは

今後も長く

お付き合いをしたいし・・・

 

社会のためにあえて

『見習い』を雇う彼の姿勢に

我々は感銘を受けているし・・・

 

あと今回駄目になっちゃった

食材の大半が市販物ではなく

我々が自らの畑で収穫・

下処理・冷凍したもので

あることから、たとえば

弁償って話になっても

感情面がお金では

償われないというか・・・

 

 

ということは我々は

これは泣き寝入りか、と

涙目になっておりましたら

色々調べていた

わが夫(英国人)が

「一度解凍されちゃった

食材ですけど、どうも

食材を食べる前に

加熱処理するなら大きな

問題はないみたいですよ。

舌触りとか歯ごたえとかは

変わってしまうけれども

食中毒的な観点からは

火を入れるなら安全、

という感じですね」

 

・・・となると果物は

すべて加熱して食べれば

大丈夫、ということになり

別れを告げるべきは

アイスクリームとか

そういう『冷たい状態で

食べるもの』に限られ

・・・私の

手作り餃子はどうかしら?

 

事故発覚当時、私は

餃子容器のふたを開け

元・冷凍餃子に触れたんですよ。

 

餃子はまさに常温、

振れた指先は

熱くもなく冷たくもなく、

そして餃子側は

しっとり柔らかくなっていて

・・・私これ、豚肉を

使用しているんですよね・・・

 

やはりこれはお別れコースか、と

この悲しさを月に一度の

高校の同級生(日本在住)との

ネット集会で共有したところ

「・・・それ、ふたを開けた時

嫌な臭いはした?してない?

じゃあちゃんと

焼けば大丈夫じゃない?」

 

「そういうのって

駄目になった時は絶対

『嫌な臭い』がするから。

餃子を加熱してみて

嫌な臭いがしたら食べない、

しないなら食べて平気だよ」

 

「日本なら室温で

1日保存しただけで

餃子は駄目になるだろうけど

Norizoちゃんのとこ

(スコットランド)でしょ?

アンタ今日も

長袖着てるんでしょ?

じゃあたぶん腐敗温度には

達していないよ、それ」

 

さすが暑熱順応を果たし

連日の酷暑に耐えている者たち

面構えならぬ腹構えが違う・・・!

 

友の言葉を信じて恐る恐る

餃子を焼いてみたところ

特に嫌な臭いはしなかったので

食べてみたんですが

今のところ

食中毒症状は出ていません。

 

いい気になった私は

この調子で事故解凍された

元・冷凍シーフードミックスや

元・冷凍スープを食べています。

 

・・・こんなことをしているから

悪運が続いているのでしょうか。

 

たまごが先かニワトリが先か。

 

餃子は美味しいです。

 

 

「おかげさまで

餃子を救済できたよ、

この調子で果物も食べるよ」

と報告したら同じ友人たちに

「・・・果物は

駄目じゃない?」

「果物は危ないよ」

 

・・・いやこうなったら

私は果物もいくぜ!

 

正しくない方向に

勇気の舵を切り出した

Norizoさんに

ちょっと待て、の

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