そんなわけで金融知識の

欠落を自覚している私は

クレジットカードが怖いのです。

 

何故なら何かの拍子に

支払い能力を超える額を

使用して返済が滞ったりしたら

次にどんな苦境に陥るか

わかっているようで

わかっていないから・・・!

 

あと手数料とか利子とか

考えるだけで

頭がこんがらがるから・・・!

 

 

そんな金融弱者である私から

金融強者である方々に

ひとつ質問がございます。

 

クレジットカードの返済方式に

『リボ払い』ってありますでしょ?

 

あの仕組みを理解しようと

金融各社がネットに出している

情報を見てみますよね、

するとたいていの場合

『メリットとデメリットを自覚して

賢く利用しましょう!』みたいな

オチになっているわけですけど

・・・リボ払いの

メリットって何ですか?

 

「家計への負担が少ない」とか

「家計管理をしやすい」とか

言われていますけど、

それは「毎月の支払額が

一定だから」で、でも

それは裏を返せば

「借金を長期にわたり

抱えることになり、そのぶんの

手数料・利子を余計に

払うことになるから、

結果的には家計に負担で

管理も難しい」ことに

他ならないと思うんですけど!

 

ただリボ払いの危険性は

中井貴一がタヌキや河童と

テレビの向こう側で

踊っていた頃から

(この比喩はわかる人と

わからない人がきっぱり

二派に分かれると思います)

指摘されていたにもかかわらず

今も!なお!あの魔手に

からめとられてしまう人が

後を絶たない、という・・・

 

お金は本当に怖い。

 

さて、ところで

わが夫(英国人)は

「お金のことを考えるのが

大好き」という人間。

 

好きこそものの上手なれ、で

金融知識もそれなりにある。

 

そんな夫の元に先日

某大手銀行から届いた手紙が

『新しい当座貸し越し

(オーバードラフト、

Overdraft)設定のお知らせ』。

 

私もよくわからないのですが

『オーバードラフト』というのは

銀行を通して何かを買った際に

「口座に支払額に十分な

お金がなかった!」となった場合に

銀行が一時的にその足りない分を

支払ってくれる仕組みのこと。

 

「・・・金融知識弱者である

私からすると、もうその時点で

その仕組みが

怖くてたまらないのだが」

 

「その気持ちはわかりますけど、

これは使いようによっては

かなり便利なサービスなんですよ」

 

「まさか君、使っているのか!」

 

「使ってはいませんけど、

万一に備えて

『使えるようにしておく』のは

悪いことじゃありません、

というか君の口座も自動的に

そうしたサービスには

対応してくれるはずですよ。

その場合は勿論手数料と

金利を取られるわけですが」

 

今回夫が受け取ったお知らせは

「当行が紹介する

新式オーバードラフト!

ややこしい金利計算とは

もうおさらば!あなたの

資産運用をもっと楽に!」

 

で、私には本当に

よくわからないことなのですが、

こういうオーバードラフトを

利用する際に前もって

確認すべきは『APR

(Annual Per5centage Rate、

年間金利)』だそうでございまして。

 

つまり自分の代わりに銀行が

100ポンドのお金を

立て替えてくれたら

そのお金を銀行に支払う際に

ある程度の利子をつけて

返さなくてはならない、その利率。

 

しかし銀行が送ってきた手紙を

読めど進めどそこに『APR』という

単語が出てこない、代わりに

『1日あたり〇ポンドにつき

〇ペンスの手数料が』とか

『これまでお寄せいただいた

皆様の声を参考にして』とか

そんなことばかりが書いてあり、

コロナの鬱屈も

溜まっていたのでしょうか

夫はそこでPCを起動して

その手紙に書かれていた

『新式の』計算式とやらで

実際に『新式の』金利支払い

シミュレーションを

実行してみたのだそうです。

 

「結果、金利は年で

60パーセント超でした」

 

「つまり新方式で銀行に

お金を立て替えてもらうと

年あたりその6割をお礼に銀行に

支払わねばならないってことか?

100ポンドを借りた返済に

1年をかけたら返す総額が

160ポンドになるってこと?

オーバードラフトって

よくわからんが、年利6割って

業界ではよくある設定なのか?」

 

「僕が今契約している方式では

年利は2割前後です」

 

「・・・じゃあその『新方式』って

こっちにとって滅茶苦茶

割の悪い話じゃないか」

 

「でも手紙自体は実に

よく書けていましあ。

計算式も素人が理解するには

ちょっと難しい設定でした、

というか実際に計算を

試してみようって人は

ほとんどいないことでしょう。

だからあの手紙を貰った人のうち

9割9分は、新方式を

『素敵なサービス』と

思い込んでしまうでしょう」

 

「待てよ、じゃあ銀行側は

最初から騙す気満々ってことか!」

 

「不思議ですよね。

労働者の無知に付け込んで

違法就労を強制する経営者は

社会的に罰せられ軽蔑されるのに

利用者の無知に付け込んで

彼らの生活を台無しにしつつ

自らの利益を確保する銀行家は

社会的に高い位置にあり

大人たちは自分の子供が

銀行に就職すると

それを誇りに思うんですから」

 

「いやいや君、それは

言い過ぎだろう。でも今時

銀行で要職にある人は

頭も切れるし法にも通じているし

勿論金融知識に関しては

プロの中のプロ、これは

私のような素人が

戦っていい相手じゃないよな」

 

「しかも彼らは心理学的知識も

相当に備えていますからね。

かの有名な詐欺の手口

『ナイジェリアからの手紙』を

思いついた人間は単に

『詐欺師』と記憶されますけど、

リボ払いのようなすごい手口を

考案した人間は東京の丸の内とか

英国のシティに立派な

オフィスを構え『一流経済人』として

賞賛されているんです」

 

というわけで我々金融素人は

せめて自己防衛のための

知識だけは身に着けないと

いけない、がわが夫の主張です。

 

つまりどう考えてもこっちは丸腰

向こうは最新銃器装備、

その上それらの手入れも万全、

いうなれば私が庭でほうきで

落ち葉を掃いているところに

海兵隊員みたいな体型の大男が

M240機関銃を持って

飛び込んでくるようなもの。

 

正面から戦って

私に勝てる見込みはない。

 

ならばせめて相手がニヤニヤ

機関銃を見せつけてきたところで

「あの・・・他人の私有地に

武器を所持して入ってくるのは

違法ですよ。警察に連絡しますね」

 

この一言が言えれば!

 

少なくとも金融世界での

戦いにおいてはあっちが

「・・・えっ!あっ!嫌だ、

僕ったらこんな

怖いものを持っていた!

違うんですよぉ、これは別に!

僕はちょっと道に迷って!」

と手のひらを

返してくる可能性が高い!

 

ちなみに夫はこの後

己の主張に熱が入り過ぎて

「現代の金融社会は

一歩間違えると

新たな奴隷市場を生み出す」

まで言っていたんですが、

「でも僕がここまで熱くなるのは

僕が根っこの部分から

資本主義者であるからです。

本来なら優れたシステムを

悪用している人々と

むざむざとそれに

食い物にされている人々を

見ていると、自由経済を

愛する者として僕は

たまらない気持ちになるんです」

 

・・・その情熱は私にはない、

というか私の恋敵って

実は経済学概念だったんですか?

 

しかし一つだけ確かなことは:

お金は怖い、本当に怖い。

 

皆様もどうかお気をつけて。

 

 

しかし何故政府は

リボ払いを

規制しないのかしら・・・

 

某『カードのトリセツ』を

Google画像検索すると

何やら凄いDMが出てきます

 

請求額が思ったより高いから

「リボ払いにしちゃおう!」からの、

「支払いが小さくなってよかった~」

 

これからカードを

作る予定の皆様、

支払い方式にリボ払いを

選ぶのは危険ですぞ

 

でも絶対に相手は

リボを勧めてくる

 

それは相手も商売だ仕方ない!

 

「リボ払いしかできないなら

カード作るの止めます、

他の会社でカード作ります」

の一言を口にする勇気のない人は

そもそもカードを作ってはいけない

 

すでにカードを持っていて

リボ払いに苦しんでいるアナタは

消費生活センターなどに相談だ!

 

しかし本当にお金は怖い

 

私も気をつけたいと思います

 

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