今週避妊手術を

受ける予定であった

我が家の盲導犬候補生

アーシー(仮名)。

 

手術予定日の3日前に

『事前検診』を行いますので、と

獣医さんに言われていたので

早朝に犬を連れて

動物病院に向かいましたら

アーシーの全身を

触診したドクターが笑顔で

「はい、手術は延期です!」

 

「・・・えっ?えっ、何故ですか?」

 

「この子は想像妊娠をしています」

 

乳の張り具合からも

それは明らか、とのことで

「・・・うちの犬がそういう妄想を

抱いているんじゃないかな、とは

前々から思ってはいたんですけど、

何故です、想像妊娠中に

避妊手術をすると犬の体に

負担がかかるものなんですか」

 

「犬の体にというか・・・この子、

最近行動がおかしくないですか」

 

「よくぞ聞いてくださいました。

おかしいを通り越して

ここ2週間ほどは

問題行動の嵐でございます。

でもそれはヘッドカラーが

嫌なのかと思っていたのですが」

 

 

問題行動の例として

歩行訓練中の落ち着かない態度や

家中におもちゃを

まき散らすことを挙げましたら

「ふむふむ、なるほど、その

おもちゃは柔らかい縫いぐるみですか。

それはそのおもちゃを

自分の子供として扱っているんです。

そもそも想像妊娠中は犬の

ホルモンのバランスが崩れるもので、

訓練中に落ち着かなかったり

家で反抗的になったりするのも

当然といえば当然というか・・・」

 

先生、お言葉ですが私は

自分や他人の『態度の悪さ』を

『ホルモンバランスの乱れ』という

用語で説明することを

好まないのでございますが

(『何ピリピリしちゃって、

生理中?』という発言が

職場でまかり通っていた時代に

ギリギリ就労していた

世代であるためかと思われる)、

でも、でもそうか、この場合は

すべてそれで説明がついてしまう・・・!

 

「そりゃ家に子犬を

残しているつもりの母犬に

外で歩行訓練をしたって

集中できるわけがありませんよね」

 

「まあそういうことです」

 

「しかも子犬は妙に元気がないし。

自分が咥えて運ばないと動かないし。

母として心配するのは当然ですな」

 

「そうですそうです、その調子で

飼い主さんとしては心を広く持って・・・」

 

でもじゃあ私の運動靴の

内側をボロボロに齧ったのは

あれは何なんですかね、

靴を子犬に見立てているなら

普通に考えて猟奇犯罪ですよ!

 

ともかく雌犬がそんな感じに

想像妊娠をしているところで

避妊手術をしてしまうと

「犬の想像妊娠が終わらないんです」

 

「つまりずっと

想像妊娠が続く、と・・・?」

 

「同時に問題行動も続きます」

 

はい、先生、私に異論はございません、

避妊手術は今週はナシということで。

 

とりあえず手術は延期、

アーシーのホルモンバランスを

どう整え直すか、つまり

どうやってこの想像妊娠を終わらすか、

獣医さんが直接盲導犬協会と

相談してくださるそうで

私は現在その結論待ちです。

 

それにしてもそうか、

ホルモンがアカンかったのか・・・!

 

 

想像妊娠に気づいていなかった

わけではないんですが

最盛期というんですか

最悪期というべきですか

とにかくピークは過ぎたろう、

くらいに思っていたんです

 

お医者さんもそれは認めてくれて

「母乳はもう出なくなっていますね」

 

「・・・やっぱり出ていたんですか?」

 

「ええ、気が付きませんでしたか?」

 

犬の寝床のタオルがたまに

湿っていることはありましたが、

だって想像妊娠の可能性が

指摘されて以来、犬のお腹周りは

あまり撫でるな、その刺激で

ますます母乳が作られてしまう!

って訓練士さんに

言われていたんですもの!

 

まあでもピークは過ぎているんですって

 

でもホルモンのバランスは

現在も崩れまくったままなんですって

 

ああ、でもそうか・・・

 

アーシー、君、

想像妊娠(重度)だったのか・・・

 

色々な意味でちょっと

気が抜けてしまった私に

さあ、試合はまだ続いていますよ!

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